「どうしてここに居るの?」
なるべく普段通りに声をかけた。
ホントはこんな冷たい言い方をするつもりじゃ無かったけど、心配してくれてるのに私、最低だ…
🐥『ダンス…』
「え…?」
🐥『ダンスの練習してたんだ。格好悪いよね。こんな時間まで一人で練習してるって…(笑』
「ううん格好悪くない。ジミンは凄いよ!」
🐥『そんなことないよヌナ。』
ジミンは切ない顔をした。
🐥『僕がダンスしてた理由なんだと思う?好きな人に見てもらいたいからだよ。そんな不純な動機なんだ…』
「私だって一緒だよ?」
私はジミンの手をとった。私、痛みも花が咲いてることも忘れてて
🐥『ヌナ、首…花が咲いてます…』
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!