「アッ、あの!キム・ソクジン氏はどの病室ですか!!」
看護師さんに聞きすぐ病室に向かった。
「ジン!!」
病室には、頭に包帯を巻かれているジンとたくさんの管に繋がれたサランさんがいた。
🐹『サラン…僕のせいだ(泣』
ジンはサランちゃんの手を握りながらポロポロ涙をこぼした。
「一体何があったの?」
話を聞くと、サランちゃんと出会って途中から一緒に歩いていたら突然トラックが突っ込んできたらしい。
サランちゃんはジンを突き飛ばしてトラックがもろ突撃したそうだ。
🐹『僕がトラックに気が付いてたら…』
それから3ヵ月が経ってもサランちゃんは目覚めなかった。
「サランちゃん、ジンがズッと貴方が目を覚ますの待ってるよ?早く起きてあげて…」
責任を感じているジンは日に日に痩せ細って今にも倒れそうな程で…
見ているのが辛かった。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。