あなたside
私は瑞稀を探しに、
爆発音が聞こえた方へ走っていく。
瑞稀…………。どこにいるの………?
走っていくうちに辺りは暗くなって、
いつの間にか、空は真っ暗になっていた。
なんで?通ったところは森。
空が真っ暗………。なんで………。
まだ14時なのに………。
どうしてこん何空が暗いの?
それにお店がいっぱいある。
そのお店に売られているほとんどが真っ赤な液体。
ここは、どこなの………?
prrrrr
ビクッ
何……。電話……?誰から…………。あ、瑞稀だ…!
電話が切れた……。瑞稀……。お願い早く来て……。
暗い……。怖い……。助けてよ……。
体が痛い……。苦しいよ………。
ガクッ
バタッ
私は立ってられなくて、道に倒れ込む。
苦しい…………。
私は目を閉じた。そこからの記憶はない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。