杏樹柚side
あれから30分後、点滴が終わった。
(医局に戻る)
眞鍋
「望月、遅かったな。
今までどこに行ってたんだ?」
杏樹柚
「すみません。
実は内科に行った後、内科のヘルプに入ってたんです。」
眞鍋
「本当か?
最近、内科が人手不足なんて聞いてないぞ」
杏樹柚
(Σ(・∀・)ドキ)
眞鍋先生って星野先生と同期だった…
「今日は患者さんが特別多かったんです。」
眞鍋
「そうか。
そのわりには昼休み、内科の医者が食堂に多かった気がするが?
まさか星野が君を使いっぱしらにする訳もないしな。(嫌味)」
杏樹柚
「ほ…本当にヘルプに入ってたんです。」
眞鍋
「目が泳いでるぞ(笑)じゃあそれは何だ?」
(健康診断の結果を指指す)
杏樹柚
「中を見たんですか?」
眞鍋
「わざと見た訳ではない。
望月がここに居ない間にそれが落ちて、拾った時にたまたま見えたんだ。」
杏樹柚
「そうだったんですか…
疑ったりなんかして、すみません。」
眞鍋
「そんな事、気にするな。」
杏樹柚
「…」
眞鍋
「それでどうだったんだ?
結果は良くなかったみたいだが…」
杏樹柚
「少し心機能が低下していて…
あと、貧血が酷いって言われました。」
眞鍋
「そうか…
なぁ望月、本当の事を……」
杏樹柚(クラツ)
(その場に座り込んでしまう)
眞鍋
「望月?!」
杏樹柚
「大丈夫です。ただの貧血です。」
眞鍋(星野に連絡をしようとする)
杏樹柚
「うっ……」
眞鍋
「?!」
杏樹柚
「ハアハアハアハア……うっ…」
眞鍋
「おい!しっかりしろ!!」
杏樹柚(眞鍋の腕を掴む)
「お願い…だから…言わ…な…いで…」(パタン)
こうして桃絆の意識は途切れたのであった












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。