みんながどんどん自分の意見を言っていく。
その時、
テオくんがそう言うと、みんなは賛成し始め、
結局私達のクラスは文化祭で、
お化け屋敷をやる事になり、
その日から私達は準備を始めた。
かすがリアルに作ったお化けの
お面をかぶって驚かしてきた。
もう、ほんとによくからかってくる。
私達がわちゃわちゃと喋っていると…
テオくんは手先が器用だから、
どんどん出来ちゃう。
もう、その指先も横顔もやってる姿そのものも、
全てがかっこいい。
そんなこんなで私達は遅くまで残ってた。
残ってたメンバーは、私、かす、テオくん、
じんたんの4人だった。
私はドキドキしながらもハサミやペンを元の場所に片付けていた。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。