私は 雨宮 七瀬。
ごく普通の新高校生……なんだけど……。
私の家系、雨宮家は女は血が甘い家系なの。
それも必ず。
だから私も血が甘い。
甘い血は吸血鬼に狙われやすいから気をつけなければならない。
そして雨宮家で生まれたものは必ず「苺宮学園」に通わなければならない。
なんでだと思う?
それは一般人の人に狙われるから。
「吸血鬼じゃないの?」
吸血鬼にも狙われるよ。
けどね、それに嫉妬した一般人の女子が雨宮家の娘をいじめたりした過去があったから
吸血鬼科がある苺宮学園に通うことしか許されないの。
もちろん苺宮学園にも普通科はあるけど雨宮家の娘は必ず吸血鬼科に通わされるんだ。
しかも寮なんだよ!?
いつ襲われるか分からない、そんなところにいた方が危ないと私は思うんだけどね。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。