第2話

和牛・川西 我慢
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2020/04/10 13:57
私の名前は〇〇。私には彼氏がいる。その彼氏は、なんと和牛の川西さん。彼は芸人をやっているため、家には中々帰って来れない。あんまり会えないのは寂しいけど、お仕事なんだもん…しょうがないよね…。

今日は仕事が休みなので家でテレビを見ている。これから和牛の出る番組が始まる。

「あ、始まった!」

久しぶりに見る川西さんの顔。そういえば、もう2週間は家に帰ってきてないな…。川西さんはやっぱりかっこいい。会えなくて寂しいとか、そんなの贅沢だって分かってるから、我慢してるけど…やっぱり会いたいよ……。でも、こんな事川西さんに言ったら、絶対迷惑かけちゃうし……。

「川西さん…今日も帰ってこないのかな…」

気がついたら私は泣いていた。自然と涙が出てくる。

「ダメだよ…付き合えてるだけで十分…十分幸せだもん……我慢しなきゃ。」

するとその時、今いちばん聞きたかった声が聞こえた。

川西「〇〇?どないしてん」

「か、川西さんっ…帰ってきてたの…」

川西「うん。明日からオフやから…。そんな事より、〇〇なんで泣いてんねん。」

「あ、いや、…何でもないよ^^*」

私は慌てて笑顔を作った。すると……

川西「なんでもないなら泣かんやろ?何があってん…教えてや。」

私の涙を拭いながらそう言った。

「寂しかった…川西さんに会えなくて…すっごい寂しかった……。」

川西「え?……もしかして、〇〇ずっと我慢しとったん?」

私は小さく頷いて、顔を背けた。

「だって…寂しいとか言ったら…川西さんに迷惑かかると思ってt…」

そう言いかけた途端、川西さんに抱きしめられた。

川西「あほ…そういうのは我慢せんでええねん。寂しいとか…もっと会いたいとか……思ってるのは〇〇だけとちゃうし。」

「え……?」

川西「好きなやつに中々会えんのやもん…。そんなん俺だって寂しいに決まっとるやないか…/////」

川西さんは真っ赤になりながらそう言った。

川西「これからは…寂しい時は寂しいって言ってええから。な?」

「うん……。ありがとう…大好き。」

川西「俺も……一生俺のそばから離れんなよ。」

この時、今までで一番甘いキスを交わした。

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