第47話

薬局でなんでもそろうと思うなよ
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2021/07/16 15:00
神楽
「あ〜気持ち悪いヨ」



新八
「ゔェ〜」



土方
「本来ならてめーらみんな叩き斬ってやるとこだが
生憎てめーらと関わってる程今ァ俺達も暇じゃねーんだ 消えろや」



銀時
「あー幽霊怖くてもう何も手につかねーってか」



神楽
「かわいそーアルな トイレ一緒についてってあげようか?」



近藤
「武士を愚弄するかァァ!!」

「トイレの前までお願いしますチャイナさん」



土方
「お願いすんのかいィィ!」



近藤
「いやさっきから我慢してたんだでも恐くてなァ」



神楽
「ホラ行くヨ」



『武士の風上にもおけんやっちゃな…』




土方
「てめーら頼むからこの事は他言しねーでくれ頭さげっから」



新八
「…なんか相当大変みたいですね大丈夫なんですか?」



『ホンマ情けない話やで』

『幽霊騒ぎ如きで野郎共があんだけ倒れるなんてな』



土方
「相手に実体があるなら刀で何とでもするが
無しときちゃあこいつもどう出ればいいのか皆目見当もつかねぇ」



銀時
「え?何?おたく幽霊なんて信じてるの」

「痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お母さ〜ん
ここに頭怪我した人がいるよ〜!」



土方
「お前 いつか殺してやるからな」



沖田
「まさか土方さんも見たんですかィ?
赤い着物の女」



土方
「わからねェ…
だが妙なもんの気配はしたありゃ多分人間じゃねぇ」



銀時
「痛い痛い痛い痛い痛いよ〜お父さ〜ん!」



沖田
「絆創膏もってきてェェ!!
できるだけ大きな人一人包み込めるくらいの!」



土方
「おめーら打ち合わせでもしたのか!!」



『あ、ここにあるけどコレ使うか?』



そう言って袖から取り出したのは特大サイズの絆創膏だった



土方
「いやなんであんの!?」



『薬局に売っとった』



土方
「売ってねぇだろ!!」



新八
「赤い着物の女か…
確かそんな怪談ありましたね」

「僕が通ってた寺子屋でね
一時そんな怪談が流行ったんですよ」

「えーとなんだっけな
夕暮れ刻にね授業終わった生徒が寺子屋で遊んでるとね」

「もう誰もいないはずの校舎に…」


「赤い着物きた女がいるんだって」


「それで何してんだって聞くとね…」





<ぎゃあああああああああああああ!!



厠の方から響いた近藤の叫び声



『厠の方からやな』



新八
「もしかして…!」




叫び声を聞きつけ厠へと向かう



神楽
「ゴリラー
どうしたかーチャックに皮はさめたか!?」



銀時
「神楽どーした!?」



神楽
「チャックに皮がはさまったアル」



土方
「どけ!!」



勢いよくトイレの扉を蹴る土方



そこには便器に頭を突っ込んだ近藤がいた




「「「「なんでそーなるの?」」」」



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