第15話

人数が多い方が飯も美味いし面白い
2,106
2021/04/30 15:00
翌日



屯所前にて



『おはようさん!』



銀時
「よう」



沖田
「あり、旦那ぁ」



近藤
「万事屋じゃないか」



土方
「あ"?なんでこいつが居んだよ」



『うちが呼んだ』



銀時
「こいつに呼ばれた」



そう言いながらお互いを親指で指さす2人



土方
「なんでこんな奴の顔を見ながら食わなきゃいけねぇんだ!」



銀時
「俺だってお前の顔見ながら食いたかねぇよ!
でもせっかくあなたが誘ってくれたんだから断る訳にはいかねぇだろ!」



沖田
「デジャブ…」



『あっはは☆
今日は本気でき〇たま取られたいらしいな』



銀時·土方
「「アッ…スミマセンデシタ…」」



あなたの勢いに引き下がった2人と共に5人は銀時と土方が常連だという定食屋に向かった






銀時
「あなたに誘われたから来たは良いもののさ…
なんで味覚音痴とゴリラとサディストもいるわけ」



土方
「味覚音痴ってなんだテメェ!
テメェも充分味覚音痴じゃねぇか!」



近藤
「ゴリラは関係なくない!?」



沖田
「ゴリラが関係ないならサディストなんてもっと関係ないでさァ」



銀時
「まぁあなたがいるから許すけどさぁ…」



『まぁええやん
飯は人が多い方が美味いもんやろ』



そんなたわいもない話をしていると定食屋に着く









ガラガラ…



女将
「いらっしゃーい」



『こんにちは!』



女将
「あらお嬢ちゃん今日は大勢やねぇ」



『(ほぼ無理矢理)連れてきた!
たまには賑やかなんもええやろ?』



女将
「そうさねぇ」

「じゃあ頼まれたもん作るわね」



『ありがとう!』



土方
「あ?もう予約してあるのか?」



『来る前に電話でお願いしたんよ
土方スペシャル4杯と宇治銀時丼と親子丼と牛丼』



沖田
「近藤さん…俺ぁ嫌な予感が」



近藤
「総悟…俺もだ」



2人はお互いを見て頷くと店を出ていこうとする



近藤·沖田
「「グエッ」」



だがあなたに腰紐部分を掴まれ足が止まる



『逃げようとする奴はどこのどいつやぁ?』



沖田
「馬鹿力ですかィ…」



近藤
「え、全然進まないんだけどぉ!」



銀時
「こいつ怪力女だからとっ捕まったら逃げられねぇぞ」



既にカウンターに座った銀時がニヤニヤしながら野次を飛ばす



銀時
「グエッ」



次の瞬間足を振り上げたあなたの履物が銀時の顔面にめり込む



『あ"?なんか言うたか?』



銀時
「ナ…ナンデモアリマセン」



旦那
「あれま一瞬で男3人を手中に収めてまったわ」



『昔っから男所帯におったんやこんなもん御茶の子さいさいや』



土方
「男20人を尻に敷いてたことがあるってのは嘘じゃなかったらしいな」



『あっは☆』←



そう高笑いをし逃げようとしていた2人を引き付け



『男が逃げてんじゃねぇよ』



と低い声で耳元で囁く



近藤·沖田
「「ヒャッ…ヒャイ…」」



『こうやると男って簡単に墜ちるで面白いわぁ』



ニヤリと笑うあなたにその場にいた男共は ブルッ と身震いをした



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