銀時
「今も昔も俺の護るもんは何一つ変わっちゃいねェェ！！」



ヘリに弦で繋がれた木刀を振り下ろしヘリはそのまま地面へと叩きつけられる



その様子に唖然とする車内



伊東
「何をしている」

「ボヤボヤするな副長」

「指揮を…」



その伊東の言葉に刀を持ち替える



土方
「総員に告ぐぅ！！
    敵の大将は討ち取った！！」

「最早敵は統率を失った烏合の衆！！
    一気にたたみかけろォ！！」



『っしゃァ！ひと狩り行こかァ！！』



近藤
「なんでモンハン調！？」






うじゃうじゃと湧き散らす浪士達を次々と倒していく真選組隊士達



その猛攻に引いていく浪士達



「逃がすなァ！！」



「討ち取れェ！！」



浪士達の前には先回りしたあなたの姿



『あっはァ☆』



あなたはニヤリと笑みを浮かべるとそのまま浪士達の中へ突っ込んで行った











＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿ ＿





浪士達を粛清し静かに風が吹く



突っ伏した伊東を真選組隊士達が囲む



銀時
「…そうさ」

「ほっといたって奴ァもう死ぬ」

「だからこそ
    だからこそ斬らなきゃならねェ」



カラン



伊東の前に刀が投げられる



土方
「立て伊東
    決着つけようじゃねーか」






銀時
「真選組（あいつら）…
    伊東（やつ）をうす汚ねェ裏切り者のまんま…死なせたくねーんだよ」

「最後は…武士として…」



震えながら刀を握り立ち上がる伊東



銀時
「仲間として伊東（やつ）を死なせてやりてーんだよ」





伊東
「土方ァァァァ！！」



土方
「伊東ォォォォ！！」



お互いに斬りかかっていく



伊東の肩から吹き出す血飛沫



伊東の目からは一筋の涙がこぼれる



伊東
「が…とう
    あり…がとう」



真選組隊士達に囲まれながらその場に倒れる伊東



その様子を見届けたあなたは音もなくその場を後にした



ぐぅ〜



『…腹減ったわ』



＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿