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第1話

エピローグ
133
2018/07/27 03:09
あの日、誓ったこと。
大事な大事な、約束。
何も無いちっぽけな僕に、希望を与えてくれた花のような君。
約束を守ると言ってくれた時の花のような笑顔がやきついてる。
なのに、突然消えた。
一晩、親が激怒するほど探し回ったのに、見つかりはしなかった。
頭が真っ白になる。
どこにいるんだろうか。
あの日見たプラネタリウムを鮮明に覚えている。
...高校生になる今も、はっきり覚えているんだ。
気持ち悪いくらいに。
どうしても、その子の存在を確かめたい。
だけど、手に届かないところにいるんじゃあどうしようもないんだ。

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