第5話

学校
54
2018/07/27 11:52
...20分くらいたった頃だろうか。

高校についた。


学校はそこそこの学力。至って普通の高校で、大きな事件などもない平凡なところだ。
学校に入ると、たくさん人がいる。
それもみんな髪型がオシャレで、キラキラしている。
中にはカップルらしき人たちも。
いいなぁ、幸せな人って。笑顔が素敵。
...上手くやっていけるのかな。
趣味が合う人がいるといいんだけど。
お母さん
お母さん
この高校にいるかもね、咲が言ってた男の子!
咲
また余計なことを言うんだからっ!
いるわけないでしょ!
お母さん
お母さん
ふふふ、案外いるかもよ。
お母さんったら、本当にっ...。
からかわないでっ...
てか、こんなこと話すよりクラス表見に行くのが先でしょっ。
私はクラス表を見に行った。
うーん、と
私は8組中の2組だった。
どこでもいいけど。

その中に、見覚えのある名前がある。
中学からの数少ない友達、美緒(みお)だ。
美緒は、私の趣味を尊重してくれる人。
そんな人、あんまりいなかったから嬉しかった。
大体の人は、何それ、趣味悪としか言ってこない。
女の子の趣味って、洋服選びとか、もっと可愛らしいものでしょって...。
天体とか、おじさんがやるやつとかって。ボロクソ言われたなぁ。
って、余計なこと考えるな。
教室行かなきゃ。
咲
お母さん、行ってくる
お母さん
お母さん
うん、後でね。
私は教室に行った。

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