6人はマンションに戻ってきた
ゆきがりょうの足に抱きつく
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リゼside
俺は能力者だ
ただ、そのせいであの組織に捕まってしまった
そこからは「実験」を受けていた
それは「拷問」並に辛いものだった
そこからの記憶は曖昧だ
変な薬を打たれて心臓をえぐられるような痛み
その痛みが光とともに消えていったことは覚えている
そこからは全く覚えてない
俺の前にはオレンジ髪で俺と同じ歳ぐらいの男がいた
てつやは笑いながら言う
なんで笑顔でこんなことを言えるんだろう
話がひと段落ついたと思って俺はてつやにこう聞いた
するとてつやは笑いだした
そしてこう言った
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!