第9話

#7
221
2020/05/01 00:48
6人はマンションに戻ってきた
虫眼鏡
虫眼鏡
おかえり
てつや
てつや
ただいま~
あの人は連れて帰ってきたから空いてる部屋のベッドに寝かせてるよ
虫眼鏡
虫眼鏡
あ、おけ!
ゆき
ゆき
おにーさーん!(ギュッ
りょう
りょう
うわっと…
ゆきがりょうの足に抱きつく

ゆき
ゆき
おかえり!(ニコッ
りょう
りょう
あ、あぁ
てつや
てつや
じゃあ、俺は彼の様子を見てくるね
虫眼鏡
虫眼鏡
はいよ
♪.:*:'゜☆.:*:'♪.:*:'☆.:*:・'♪.:*:・'゜


リゼside
俺は能力者だ
ただ、そのせいであの組織に捕まってしまった
そこからは「実験」を受けていた
それは「拷問」並に辛いものだった
そこからの記憶は曖昧だ
変な薬を打たれて心臓をえぐられるような痛み
その痛みが光とともに消えていったことは覚えている
そこからは全く覚えてない

リゼ
リゼ
う、うーん…
てつや
てつや
あ、目が覚めたようだね
俺の前にはオレンジ髪で俺と同じ歳ぐらいの男がいた
リゼ
リゼ
だ…誰だ
てつや
てつや
俺はてつや
君をあそこから助け出したグループのリーダーだよ
てつや
てつや
それで君の名前は?
リゼ
リゼ
……リゼ
てつや
てつや
リゼ…ね
あそこにいたって事は君も俺らと同じ・・・・・能力者ってことだよね?
リゼ
リゼ
「俺らと同じ」って…
てつや
てつや
あ、俺は火を操ることが出来る能力者なんだ
てつやは笑いながら言う
なんで笑顔でこんなことを言えるんだろう
てつや
てつや
それで君は?
リゼ
リゼ
俺は…時間を操れる
てつや
てつや
時間…ね
てつや
てつや
時間を止めたり出来るってことか
リゼ
リゼ
あぁ
てつや
てつや
(非属性持ちの能力者…ってことだな)
話がひと段落ついたと思って俺はてつやにこう聞いた
リゼ
リゼ
なぁ、俺は何をすればいいんだ
てつや
てつや
ん?何って?
リゼ
リゼ
なんの目的もなしで俺をあそこから連れてきた…そんなこと考えられない
何か目的があるんだろ?
するとてつやは笑いだした
てつや
てつや
別に目的なんてなかったさ 
ただあそこに置いていくのは悪いと考えただけだよ
てつや
てつや
別に俺たちの仲間になってもならなくてもいい
出ていきたいと思ったらいつでも出ていっていいよ
そしてこう言った
てつや
てつや
仲間になるなら歓迎するけどな
♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'☆.:*:・'♪.:*:・'゜

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