第12話

🏐
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2022/08/08 14:14








五色工
うわ! あ、牛島さん!








なんてちょうどいいタイミング




若利ならば私の気持ちを理解してくれるはず













五色工
えっと、こいつがマネの仕事で何を
やればいいのか分からないらしくて…
牛島若利
ん?  …あぁ、そういう事か

















工が牛島に一通り説明すると




若利はちらっと私の顔を見て、
今どういう状況かを納得したようだった













牛島若利
少し待ってろ






そういうと若利は、凪咲先輩の方へと向かう













牛島若利
上野、あなたが呼んでいるぞ
上野凪咲
へっ… あ、牛島くん!!












凪咲の背後から牛島が声を掛ける





その声に反応した凪咲は、心底嬉しそうに笑顔を浮かべて牛島の名前を呼ぶ

















牛島若利
マネの仕事に取り組むことも結構だが、
あなたの面倒も見てやってくれ
上野凪咲
あ… ご、ごめんね
牛島若利
俺には謝らなくていい












女子に謝られても表情ひとつ変えない若利に



凪咲はなんとも言えない感情に襲われながらあなたの方へと向かう












上野凪咲
…………







あなた
あの、凪咲先輩…
上野凪咲
…何?
あなた
えっと… 私って何したらいいですか?
あなた
あ! 仕事自体は分かるんですけど、何から
手をつけたらいいのか……
上野凪咲
そんな事まで私が言わなきゃならないの?
あなた
え、 あ…
上野凪咲
水分の買い出しとか、ボール拾いとか
上野凪咲
言わなくても分かるでしょ?
あなた
………すみません



















なんて、冷たいのだろう












温かみを全く感じない冷たい目



突き放すように冷たい声




























私は、これを嫌というほど知っている











上野凪咲
とりあえずボール拾いでもしてて
上野凪咲
そのあとは水分作りとスコアの記入
上野凪咲
じゃ、私行くから







うっとおしげに淡々と指示を出す先輩は、すぐに行ってしまった











何が悪いのか、私は分かる




全部私が悪いから










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