それから私は、保健室に通いながらも放課後には
若利に迎えに来てもらって
男子バレー部の体育館に向かってマネージャーの仕事を続けてる
凪咲先輩は既に来ているようで、
スパイクの練習で部員達にボールを出している
先輩に指示を貰ってないので、何をすればいいのか分からない
先輩と同じくボール出し?
それとも他のこと?
あれ、他のことって何をやればいいの?
何も分からず、1人でオロオロとしていると
誰かが近付いてきた
誰だっけこの人、確か同じ1年生の……
前髪パッツンが特徴の………えっと…
うわっ… 最悪、この人白布さんじゃないんか
やばいバレー部のメンバーの名前も覚えてないとか…
どつき回される((
と、説明すれば「 なるほどな 」
と納得したように頷く
聞きに行けねーから困ってるんです
陰キャ??? なんとでも言え
あんな大勢の男子が居るところに行く勇気は
私には無いから!!
なんて言ったら絶対「 こいつめんどくせぇ 」
って思われるから素直に言えず
てかそもそもこんなこと考えてる時点でめんどくさい女なんだろうけど!!
いや私がめんどくさい女だと言うのは私が1番わかってるけども
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。