第51話

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2019/07/16 11:51
ヒッコシ?
母「お父さんの仕事の都合で転勤することになったのよ」
ころんくんの小学生の頃
学校は…?
ボクは震える声でそう問うた
母「悪いけど転校かな…」
その瞬間周りの声が全てシャットダウンされた

母「ころん?どーしたの?」

え、待てよ
はっ?
転校って…もうあなたに会えねぇじゃん
バタン━━━━━━━━━━━━━━━
ボクはカッとなってリビングのドアを勢いよく閉めると自分の部屋のベッドに飛び込んだ
ぼむっ

力はへなへなとベッドに吸い込まれていく
ころんくんの小学生の頃
あなた…
ボクは向けようのない怒りをベッドにぶつけた
次の日━━━━━━━━━━━━━━━
ボクはいつものように朝食を食べていた。
けど食欲は全くなかった
その時
あなたの小学生の頃
こーろーんっ!
おはよーー!!
学校いこー
いつものように元気な声がインターホンから響く
ころんくんの小学生の頃
いってきます…(ボソッ)
そう言い残して家をあとにする。

母も父も仕事に出かけた
ドアを開けるとあなたがいつものように立っていた
あなたの小学生の頃
ころんっ!
今日国語テストだね〜っ
やだなぁ…
ころんくんの小学生の頃
う、うん
そうだね…
あなたの小学生の頃
どーしたの?
お腹痛い?
あなたは心配そうに覗き込む
この優しさにももう会えない…
そんなの寂しすぎるよ…
でも、言わなきゃ。
一人で抱え込んでたら…また…
ころんくんの小学生の頃
あの…さ
ボクさ…実は…
あなたの小学生の頃
うんうん
ころんくんの小学生の頃
転校…するんだ…
引越しするから…
するとあなたの目が少し潤んだ
あなたの小学生の頃
そ、そっか!
隣の小学校とか?
ころんくんの小学生の頃
ううん…
もっと遠いとこ。
県が違うんだって
あなたの小学生の頃
県も違うの…
あなたの目から涙がこぼれた
でもあなたはすぐ涙を拭い、笑顔をつくって
あなたの小学生の頃
ちゃんと言ってくれてありがとう!
離れちゃっても絶対、絶対会おうね
と言った
ころんくんの小学生の頃
う…ん…ッ
ボクの目からも涙がこぼれた
言って…良かった

心からそう思った
あなたside━━━━━━━━━━━━━━━
学校に着いて授業を受けていたのだが、
全く集中できない
ころん…
会ったのは小学校入る前からだったよね…
その時からころんは優しくて…
私はずっと甘えてばっかだったな…


引越ししちゃうなんて…
ずっと隣にいると思ってたのに…

なにか私から出来ることとかあるかな?
そうだ!
何かプレゼントしよう!

ずっと思い出に残るようなもの…
そう考えた結果、私は写真盾を送ることにした
中には私達の写真と私からの手紙が入れる。
でも、中に入っている手紙には気づかもしれないけど…
手紙には「ずっと応援しています」と書いた
あなたの小学生の頃
ありがとう…(ボソッ)
ずっと、ずっと親友だよ
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
それからみるみるうちに時は過ぎ去って行き、
やがてころんの引越しの日となった
私は早く起きて、ころんの家に行った
するところんのお父さんとお母さんが荷物を積んでいた
あなたの小学生の頃
おはようございますっ!
あの…ころんいますか??
母「いるわよ笑ころーん??」
ころままがそう言うと家からドタバタっという音が聞こえてきて、ころんが顔を出した
ころんくんの小学生の頃
ん。おはよ
あなたの小学生の頃
いつも通りだね‪w
謎の沈黙
あなたの小学生の頃
あ、あのさっ
ころんくんの小学生の頃
お、おぅ
あなたの小学生の頃
これ
ころんside━━━━━━━━━━━━━━━
あなたの小学生の頃
これっ
あなたが差し出したのは小さな青い袋だった
ころんくんの小学生の頃
なに?
あなたの小学生の頃
ぷれぜんと。
あなたの小学生の頃
車で見てね
━━━━━━━━━━━━━━━
そのあとよく分からない小学校に転校して…
そこでもいじめられてたっけ‪w
まぁ高校生になって音楽に目覚めたわけだけど‪w
実はあなたからもらった写真立て、
いじめっ子達に燃やされちゃったんだよね‪…

申し訳ねぇ…

ただあの手紙だけはある
ずっと…
ひとつ言う。

あなたが誰を好きでいようと1番最初に好きになったのはこのボクだ!!
ころん
ころん
負けられっかよ‪w
そうつぶやいてみた

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