C組︰大切な人
パネルにお題が表示される
ドックン
私の心臓はまた大きく高鳴った
その時
ころんくんが手を差し伸べる
結果は見事に一位だった。
しかし、私には何故ころんくんが私を選んだのか分からなかった
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客席に戻ると
ほのかちゃんがスポーツ飲料を手渡してくれた
私はスポーツ飲料を飲む。
ひんやりとした感触が喉を伝わった
思わず聞き返す
私には、抱え込んでるという自覚はなかった
うぅ…
ほのかちゃんが私の頭に手を置く
ほのかside━━━━━━━━━━━━━━━
次はあなたの兄の番のようだ
あなたは気づいていないがw
お題は…〇〇だった…
その瞬間、
あなたの兄は真っ直ぐあなたの方に向かって走る
いいな…あなたは
あなたside━━━━━━━━━━━━━━━
その時、
さと兄に呼ばれる
な、何が起こってるんだ??
すると、
さと兄が私をお姫様抱っこした
妙にイケボなのがむかつくんだよな
私は観念してさと兄に身を任せる
こういう時はいっつも本当のことを言ってくれない
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私は急いで招集場所に移動する
私が黙々と係の仕事をしていると
若い男性が集団で来た
やばそうなもの!??
男性が手を引く
そこは人気のない校舎裏だった
私は思わず後ずさりした。
しかしすぐに壁にぶつかった
その時
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!