第10話

き ゅ う
1,380
2019/11/07 22:17
大吾side























俺はあることを思い出してん。






























もしあの時、普通に初めましての人やったら、


ハグされたら避けるやろ。


























せやけど、あなたは逃げようともせえへんかった。





















































そう、簡単に言ってしまえば










































あなたは恭平が嫌ではないねん。










































恭平が金髪にしようがなんだろうが、



恭平なら信じるやろ。

























" この人は何もせえへん " ってことくらいな。
























































あなたが来てまだ数時間。

























やっぱり寝てると夢を見るからな。






ちょっとずつ、あなたは震え始めとったんや。



























きっと昔のことを思い出したんやろな。って







思っては見たけどな。


































俺はそれに負けへんくらい、


































思いっきり強く抱きしめた。

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