あの日から丸々2週間経った。
電車に乗ると、いつも通りマコちゃんが待ってくれてる。
私の解釈が合ってたら、マコちゃんとマユカは同じダンススクールに行ってるはず。
私はそのダンススクールにいるRIMA、もといリマちゃんを推してるんだけど。
リマちゃんと会ったことは他の人には内緒にしてる。
マユカのことガッツリ相談しちゃってるから。
これは言っちゃダメなやつだ、そう瞬速で考えて
マコちゃんはにこっと笑って、遠い目をした。
その言葉に驚いてたら、マコちゃんは慌てたように私をなだめた。
すご.........マユカが師匠っていうくらいだもん。
ちょっと悲しくなったけど、できるだけ明るく祝ってあげたら
マコちゃんは照れた顔をした。
心臓がドキン、と大きく波打った。
同時に電車が揺れて、つり革どうしが当たって音を鳴らした。
そんな電車の光景を見ながら、自然とリオちゃんのことを思い出してた。
それってあのリオちゃんだよね。絶対。
マコちゃんの背中を押したっていうリオちゃんがかっこよく感じて
次会った時この話しよう、って心に決めた。
マコちゃんは他にも何か言いたげだったけど
にこっと笑って、駅まで何も話さなかった。
活動報告とゴミみたいなTMI載せてます👇🏻
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。