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第1話

プロローグ
96
2018/02/22 13:59

コツコツ

目的の場所にたどり着き、あたしは立ち止まった

「……もう、あれから6年が経ったよ。時の流れって本当に早いね、サンくん」

相手は何も答えない

けど、あたしは気にすることもなくその場に花束を置いた

「そっちはどう?サンくんの事だからきっと元気にやってるんだろうね」

風がそっと髪を撫でた

あたしは髪を耳にかけながら話を続けた

「今日は報告があってきたの。……いい機会だから少し思い出話でもしよっか」

話は6年前に遡る

あの日も丁度、こんなふうに澄みきった空が広がっていた









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