第99話

おしゃべり
~第3体育館~

バァン!!


黒尾「リエーフ!トス見てから跳べっつってるだろ!!リードブロック!」




リエーフ「あ、ウィッス!」



シュパ



ダァン!!



黒尾「……っ!!
ブロック、極力横跳びすんな、間に合うときはちゃんと止まって上に跳べ!」




月島「はい」




日向「チャンスボーール!!」



いいなぁ、試合…



私も、ちょっとくらいならできるのかな…



月島「(ちゃんと止まって、上に跳ぶ!)」



バァン!!



日向「うぁー!くっそー!」



フフッ笑楽しそうだなぁ、



ガラッ



あ、雪絵さんとかおりさん!



白福「あの〜、そろそろ切り上げないとぉ、食堂閉まって晩ご飯お預けですよ?」



黒尾「腹が減っては戦はできぬ……」



木兎「うぉー!!めーしー!!」



日向「(うぅ…)」



翔陽、まだやりたそうだな〜笑



あなた「翔陽!」



日向「え?」



あなた「また明日!ね?」



黒尾「そーだぞーチビちゃん」



日向「(パァッ✨)はい!!」



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今日も疲れたなぁ〜…



ガラッ


~マネージャーの部屋~

あなた「ただいまでーす」



雀田「あ、きたきた!!」



白福「おしゃべりしよ〜」



あなた「します!」



先輩たちかわいい…



癒されるなぁ



ーーーーーーーーーー



喉乾いた…



あなた「私ちょっとジュース買ってきます!」



清水「気をつけてね」



あなた「はーい!」



ーーーーーーーーーー


もうこの合宿も折り返しか〜



早いなぁ…



スタスタ



…ん?誰かいる、?



あなた「…赤葦くん?」



赤葦side


部屋がうるさかったから自販機の近くの椅子に座ってたらあなたが来た



あぁ、お風呂上がりだからか普段は上で結んでる髪の毛が下ろされている…




赤葦「かわいい…」




あなた「ん??なぁに?」




…声出てたか?




赤葦「なんでもないよ」



あなた「そっかニコ」



あなたは、彼氏いるのかな…




あなた「じゃあ私部屋戻るね!」



パシッ



あなた「へ?」



赤葦「少し、おしゃべりしよ?」



あなた「うん!」



あなたside


赤葦「あなたはさ、彼氏とかいるの?」



彼氏…?



あなた「いないよ笑」



赤葦「そっか…じゃあ好きな人は?」



好きな人かぁ…




あなた「んー、好きとかよく分からなくて、
何を思ったら好きなのか基準が分からないの」



彼氏とか、彼女とか、そういうの難しくてよく分からない



別に彼氏欲しいとかも思わないし、今すごい充実してて楽しいから…



でも、クラスの子とか、好きな人の話してる時すごい楽しそうなんだよね、



そんなに好きな人がいると変わるのかな?



赤葦「好きの気持ちなんて人それぞれなんだから、基準なんてないと思うよ?」



あなた「そっかぁ…」



…考えても分かんないんだよなぁ、



あなた「赤葦くんは彼女いるの??」



赤葦くん、かっこよくてしっかりしてるし、絶対モテるんだろうな…



赤葦「いないよ」



あなた「え!?いないの!?」



赤葦「そんなにびっくりする?笑」



あなた「そ、そりゃするよ!
だって、赤葦くん絶対モテるでしょ?」



赤葦「そんなにモテないよ…
それに、好きな子は全然俺の事見てくれないしね…」



赤葦くん好きな人いるんだ…



あなた「赤葦くんはさ、なんでその子が好きって思ったの??」



赤葦side


やっぱり、すごい鈍感だよな



はっきり言わないと気づいてくれないことは分かってたつもりだけど、



今言っても、俺の好きの『本当の意味』は分かってくれないだろうし、



遠回しに伝えてみようかな…



赤葦「そうだな、その子は先輩の妹で、第一印象は元気で可愛いって感じだった。
その子ね、ほんとに笑顔がすごい可愛いの。俺が落ち込んでる時も、その笑顔を見るだけで元気もらえるくらい。
だから、その子の笑顔の理由が俺でありたいって思ったことかな…」




あなた「そうなんですね…」




さすがに気づいたかな?



あなた「赤葦くんにそんなに思ってもらえるなんてすごい羨ましい…!」



……ダメか、



まぁ、分かってたけどさ、



先輩の妹とか、その辺で分からないかな?



あなた「…好きって難しいなぁ、」



……。



赤葦「ねぇ、あなた…」



あなた「ん??」



ギュ



あなた「え、え!?赤葦くん??」



俺は思わずあなたを抱きしめた



『男』として意識してほしかったから…



赤葦「…ドキドキする?」



あなた「そ、そりゃ、緊張するよ!」



緊張…か、



チュ



あなた「ひゃあ!?」



…我慢できなくてキスマークをつけた



あなた「な、なに??」



赤葦「…そのドキドキしたのってさ、好きってことじゃないの?」



あなた「え、?」



俺は、あなたとは合宿中しか一緒にいられないから、攻めるしかないんだ…




赤葦「少なくとも俺は、好きな人にしかドキドキしない、かな?」



……。




赤葦「……あなた??」



ポテッ



あなた「スースー」



…嘘でしょ?



赤葦「このタイミングで寝るのかぁ…」



あなた「スースー」



…あぁ、やっぱり、



赤葦「好きだなぁ…」



って、こんなことしてる場合じゃないんだ



マネージャーの部屋まで送る?



正直このまま連れて行きたいけど、木兎さんもいるし…



赤葦「送るか…」