~リビング~
あなた「(お兄ちゃんドライヤー上手なんだなぁーこれからもたまにやってもらお!)」
父「あなた寝ないのか?もう22時30分だぞ?」
あなた「うん!もうすぐで寝るよ〜!
私優しいからお兄ちゃん待っててあげるの!笑」
父「そうか笑
ほんとにお前らは仲良いな笑」
母「そうね、これといった大きい喧嘩もしたことないしね」
あなた「なんだかんだ言ってお兄ちゃん優しいからね!本人には絶対言ってあげないけど!笑」
父・母「(仲良すぎるのも心配だな、まぁこの子達なら大丈夫か)」
母「じゃあ私たちはもう寝るわね?
明日も朝から部活なんでしょう?あんまり遅くならないようにね(まぁあなたは夜更かしの心配はないけど)」
あなた「分かってるよ〜!私いつも23時以降の記憶ないから多分それまでに寝てるよ!笑」
父・母「はいはい笑
じゃあおやすみ〜」
あなた「おやすみ!
(お父さんとお母さんの方こそすごい仲良いよな…笑)」
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あなた「スマホゲームも飽きてきたなー、
もう55分か…眠くなってきちゃった、
お兄ちゃん遅いな…」
(´-ω-`)))コックリコックリ
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黒尾「(長風呂しすぎたな…
もう23時だしみんな寝てるか、)」
ガチャ
あなた「(スー、スー、)」
黒尾「…うぇ!?なんで?なんであなたリビングにいるの!?」
あなた「うーん…」
黒尾「(スボン短すぎだろ…!Tシャツもダボダボだし、家でパジャマだからってダメだろこれは!!一応俺だって思春期なんだぞ!)
おい、おい、あなた起きろ」
あなた「んっー…やぁ」
黒尾「(あーくっそ、こいつ、23時過ぎるといつもより子どもっぽくなるんだよな…
しかも次の日覚えてないし、酔っ払いか!)
おい、寝るならベッド行け」
あなた「…やぁだ、も、むり」
黒尾「あーそう、じゃあ俺と一緒に寝るか?」
あなた「ん、ねる…」
あなたが腕を伸ばしてくる
あなた「おに、ちゃだっこ、」
黒尾「あぁー!もう!知らねぇぞ?」
ヒョイ(あなたをお姫様抱っこ)
黒尾「(うっわいい匂いするし、ほんとに同じシャンプーか?)」
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~黒尾の部屋~
ギシッ(ベッドにあなたを置く)
黒尾「(…うわぁー結構やばい、俺のベッドにあなたがいるだけでこの破壊力…)」
黒尾「(バカな事考えてないで寝よ、明日も部活だし…)」
カチッ(電気消す)
あなた「…んっ」
ギュ
黒尾「(え、?こいつ抱きついてきたんだけど
は?襲って欲しいってこと?おい?)」
あなた「…お、にいちゃニコだぃ、すき」
黒尾「…ごめんあなた」
チュ
チュ
あなた「っん、はぁ、」
黒尾「…ハッ、な、にしてんだ俺
(いや、どうせあなたはなんも覚えてないんだし、今俺のものにするチャンスなんじゃないか?)」
あなた「スー、スー、」
黒尾「…いや、ダメだろ何考えてんだよ
こんなに安心しきってる顔見たらなんもできねぇよな」
チュ
黒尾「おやすみ」
黒尾「(兄妹とか関係ねぇ。絶対俺のこと好きって言わしてやる)」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。