あなたside
侑さんと治さんを見て3人の女の子はすごく怯えた表情をしてる。
『あ、つむ、くん……』
『おさむくん…』
2人の女の子が侑さんと治さんの名前を呼ぶ声が沈黙を破った。
侑さんが大きいため息をついたかと思うと、
侑「…そんな声で人の名前呼ぶんやめてくれへん?ほんま不愉快やわ。」
治「見た目だけやなくて性格もクソなんか。」
2人の口から信じられない言葉が出た。
あなた「え、ちょ、少し言い過ぎでは…?」
女の子達、既に泣きそうな顔してるし、
侑「何言うとるん!?俺のあなたがこんな目に合わせられとるんやで!?手出さんだけ感謝してほしいくらいや!」
治「ツムのあなたちゃうわ、ボケ。」
侑「なんやとサム!?聞こえとるんじゃアホ!」
女の子そっちのけで喧嘩が始まった。
あなた「え、いや、今喧嘩なんてしてる場合じゃ…」
『……なんで、』
喧嘩を止めようとすると後ろから声が聞こえた。
侑「…なんか言うたか?」
侑さんがそう聞くと、一人の女の子が唇を噛みしめて悔しそうな声で言った。
『なんでその子は特別なの!?
バレー部は希望者が何人いてもマネージャーをとらないから、みんなのバレー部なのに…!
なんでどこの誰かも分からないその子がマネージャーなんかできるのよ!!』
言いたかったことを全部言えたのか、少し息切れをしながら私の方を睨みつけてきた。
侑「言いたいことはそれだけか?」
治「なにが『みんなのバレー部』やねん。きしょ」
侑「顔目当てで入ってくるマネージャーなんか仕事もせんでキャーキャー騒いどるだけやないか、なにがマネージャーやねん。頭のネジ外れとるんちゃうか?」
『侑。治。』
治「き、北さん。」
北side
北「戻ってくるん遅い思たら何してんねん。」
そう質問はしたけど、その場の光景を見てすぐに分かった。
北「侑、治。」
宮兄弟「はい!」
北「部室の俺のロッカーにジャージ入っとるで、あなたに貸してやってや。
そのままやと風邪ひいてまうやろ。」
侑「分かりました!!」
治「あなた、行くで。」
……行ったか。
北「…ほんで?あなたをマネージャーにしたことになんや文句があるみたいやな?」
『え、いや、別に…』
北「ほんなら俺に文句言えばええやろ?
あなたにマネージャーになるようお願いしたん俺やねんから。」
『そ、そういうわけじゃなくて、』
北「さっきから何下ばっか見てんねん。
人と話しとる時くらい人の目見れへんのか?」
そこまで言ったら泣きそうな顔をして走っていってしまった。
ほんまに何がしたかったんやろ。
あなたside
着替えてから急いで水道へ戻ると、北さんがドリンクボトルを洗ってくれていた。
あなた「北さん!あの、ほんとにすみません!マネージャーとしてドリンクも作れなくて…」
しかも主将の北さんにボトルを洗わせるなんて…!
北「何言うとるん?あれはあなたのせいちゃうやろ。あなたはちゃんとドリンク作ってくれとったやないか。」
あなた「で、でも、」
北「でもやあらへん。ちゃんとやっとったことは分かっとるんやから安心せぇ。」
そう言ってもう一度ドリンクを作るのを手伝ってくれた。
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あの、ほんっとうにすみません!!
あれから少しずつお話の続きを書いていくつもりだったんですけど、
なんやかんやありまして、
スマホが全然触れませんでした🙇♀️
それと、純粋にストーリーの内容をこれからどうしていこうか考えてました!
なんとなくスランプのような感じもしていて、
このまま書いていって読んでくださってるみなさまが喜んでくれるか不安になってました!
今もまだこの話を書き続けるか悩んでます😅
私なりに頑張るつもりでいますが、
まだどうなるか分かりません🙇♀️
こんな作者で大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。
本当にすみません。
ひな☀️🌿
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。
登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。