第74話

2人の気持ち
白布side

◯◯駅に着くとあなたがいた



…青葉城西の及川徹と一緒に



白布「おい、何してんだ?」



気がつくと、一応先輩なのに敬語も使わずに話しかけていた



及川side

あなた「白布さん!」



この子…白鳥沢のセッター?



あなたちゃんの待ち合わせの相手か?



なんで白鳥沢のセッターと…



白布「あの?何してるか聞いてるんですけど。及川さん?」



及川「……へぇ?俺のこと知ってるんだ?
白鳥沢のセッターくん?」



白布「そりゃ、本にも載ってますしね。
牛島さんの次に」



最後のセリフいる!?いらないよね!?



さすがウシワカんとこのセッター、いい性格してるわ💢



及川「何してたかって?あなたちゃんが男に絡まれてたから助けてあげたんだよ」



白布「……っ!そうなのか?」



…表情が変わった。



あぁ、こいつ "も" か……


白布side

あなた「え、はいそうですけど、」



ほんとに絡まれてたのかよ…



白布「…ありがとうございました。
では、俺達はこれで」



パシッ



及川「そんな急いで行かないでよっ!


君たちさ、どんな関係でこれからどこに行くの?ニコ」



何だこの人、笑顔だけど笑顔じゃない……



目が笑っていない



あなた「あ、のー??
私は大丈夫ですよ?」



及川・白布「あなたちゃん/お前は黙ってて(ろ)」



あなた「は、はい」



あなたside

え、なに?なんでこんなにピリピリしてるの?



理由は分かんないけどさ、2人ともここが駅ってこと分かってるのかな?



みんなの視線すごい集めてるよ!?



あなた「……ここ駅ですよ??」



及川・白布「分かってる(よ)」



あなた「あ、そうですか」



分かってるの!?じゃあ視線集めてることにも気づいて!!



みんなの目が怖いんだよ!



この2人すごいイケメンだもんね!



その間にいる女の子が私ですもんね!



そりゃ睨みたくもなりますよね!



……自分で言ってて悲しくなってきちゃった、



どうせこの2人私が何言っても聞いてくれないし大人しく待ってよ、


及川side

白布「なんなんですか?
別に俺達がどんな関係でこれからどこに行こうがあなたには関係ないですよね?」



うん、確かにね?その通りだと思うよ?



でも気になるでしょ!好きな子が男と待ち合わせしてるんだよ!?



気にならないわけないでしょ!



及川「別にやましいことないなら教えてくれてもいいでしょ?」



白布「やましいことはないですけど、あなたに話してるほど暇じゃないので、失礼します」


グイッ


あなた「え?」



白布「行くぞ」



あなた「ちょ、待って、
及川さんありがとうございましたぁぁー」



及川「あ、おい!!」



行っちゃった…



絶対あの子もあなたちゃんのこと好きだよな、



まぁでも、恋愛に疎そうだから自分の気持ちにも気づいてなさそう…



及川「攻めるしかないか、」



あなたちゃんはすごく鈍感だ



だから安心しきっていたけど、いつ他の男に取られるか分からない



前に岩ちゃんに言ったように、バレー優先なのは当たり前だけど、



初めて自分から欲しいと思ったから、こっち恋愛でも、



及川「負けるわけにいかないんだよなぁ、」



自分でも思っていたより余裕がないみたい



覚悟してね、あなたちゃん☆


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あなたside

スタスタスタ


…き、気まづい!!!



駅からずっと歩いてるけど一言も話してない…



怒ってるのかな?…私何かしたっけ?



んー……



白布「おい、大丈夫なのか?」



あなた「ひ、ひゃい!」



か、考え事してたから変な風に返事しちゃった…///



大丈夫??…なんのことだろ




……あっ!



あなた「全然大丈夫ですよ!!
特に何もされてないので!」



白布「悪かったな…俺が着くの遅かったから」



あなた「え、むしろ早かったですよね!?」



白布「でも、お前のが早かっただろ」



あなた「私が勝手に早く着いただけですよ!
ほんとに気にしないでください!」


白布「……」



あー、絶対これ気にしてるよね!?



白布さん何も悪くないのに申し訳ないな…



……話題変えよ!



あなた「そ、そんなことより!
今日はどこ行くんですか??」


白布side

俺に気を使ってか、話題を変えてきた



まぁ、後悔したところで何も変わらないしな…



白布「あ、あぁ実は、もうすぐ天童さんの誕生日なんだよ」



あなた「そうなんですか!?」




白布「それで、俺の時にいろいろしてくれたから、お返しというか、」



あなた「いいですね!それ!」




白布「とりあえずプレゼントを一緒に選んでほしい」



あなた「私で大丈夫ですかね💦」



お前がいいから誘ったんだよ



白布「まぁ、誰でもよかったけど暇そうだからな」



違う、こんなことが言いたいわけじゃない



あなた「え、バカにしてます!?
私だって一応忙しいんですからね!」



白布「じゃあなんで今日来たんだよ」



俺が誘ったからだろ何言ってんだよ



あなた「白布さんが呼んだんじゃないですか!」



白布「俺じゃなくても行くのか?」



なんでこんなこと聞いてるのか分からなかった




さっきまでは思ってることと反対のことしか言えなかったのに、



あなた「え?んー、人によりますけど、
白布さんから連絡くるなんて思ってなかったから嬉しかったんです!

ってすみません💦質問の答えになってないですよね笑」



白布「…早く行くぞ」



なんでだろう、『嬉しかった』って言われて、顔が熱くなった気がした



あなた「はい!


あ!し、白布さん!その前にここのカフェ入りません!?」



白布「なんでだよ、時間なくなるだろ」



あなた「ここのケーキすごい美味しいんです!
この前のお礼で私がご馳走しますよ!?」



白布「……そこまで言うなら入ってやる」



あなた「素直じゃないですね〜笑
ほんとは食べたいんじゃないですか??」



白布「よし、早くプレゼント買いに行くぞ」



あなた「あぁ!嘘です!」



あなたと話すのは楽しい



同時に、あなたを見てると変な気持ちになる



あなた「白布さん?早く行きましょ!ニコ」



ほら、まただ……




俺にはこの気持ちがなんなのか分からない




なんで、今日あなたを誘ったのか





なんで、あなたが他の男と一緒にいるところを見て腹が立ったのか




なんで、あなたの前だと素直になれないのか




なんで、あなたの笑顔を見てると胸が苦しくなるのか、




なんで、あなたが他の女とは違って見えるのか






なんで………











こんなにも『愛しい』と思うのか、