第71話

決勝戦
あなたside

月島「ちょっと、何回言わせるの?」



女子「ビクッ…」



サッ


女の子がどいてくれた



蛍くんの上に2人乗ってた状態だからさすがに重いよね



あなた「蛍くんごめんね?すぐどくかrーー」


グイッ


あなた「っわ!」



蛍くんに引っ張られた



月島「足、大丈夫なの?」



あなた「…へ??」



月島「だから、足」



びっくりした。



だってあんな一瞬だったのに、蛍くんは見てたんだ



あなた「あ、うん大丈夫だよ!ニコ」



月島side


絶対大丈夫じゃない



でも、僕が言ったところであなたは試合に出るのを辞めるわけじゃない



人一倍責任感は強いし、優しいから



多分このこともしょうがないとか思ってるんだろう



ほんとに




月島「バカだね」



あなた「え!?突然の悪口!」



でも、あなたの足に気づいてるのはきっと僕ぐらいだしやばそうだったらすぐに保健室に連れてこう



この試合はもう負けるし、決勝戦は外から見れる



月島「思ったこと言っただけだよ笑」



あなた「もっとひどい!」


ギュッ


小さい……



僕が守りたいと思った



あなたside

ギュッ


蛍くんにバカにされたかと思ったら、優しく抱きしめられた



今までこんなこと無かったからびっくりしたけど、蛍くんなりに心配してくれてるんだろう



あなた「フフッ笑ありがとう蛍くんニコ」



月島「…別に」



影山・美里「「あなた!!」」



飛雄と美里がすごい顔でこっちに向かってくる



あなた「ど、どーしたの?」



美里「どーしたのじゃないよ!大丈夫なの?」



あなた「うん!蛍くんのおかげで!」



美里「…月島くんありがとうね
うちのクラス、バスケの人数ギリギリでやってるから助かった」



月島「いえ」



フワッ


急に体が浮いた



影山「いつまでくっついてんだよ」



あなた「飛雄!」



飛雄に抱っこされていた



あなた「ちょ!下ろして!」


ストッ


あなた「…っ!」



やばい、足が結構痛い……
次は決勝戦なのに、



影山「あなた?」



飛雄にはバレちゃだめだ、絶対に試合出してもらえなくなるから、



あなた「ん?なに??」



影山「いや、ほんとに大丈夫か?」




あなた「大丈夫大丈夫!!」



ピョンピョン



あなた「……ね!」



軽くジャンプして見せたけど、痛いな…



でも、せっかく決勝戦までいけたんだから最後までやりたいし!



あなた「ほらほら!決勝戦だよ!頑張ろ!」


『決勝戦』


相手は縁下先輩のクラスだった



縁下「お、あなたのクラスか〜」



あなた「負けませんよ!!」



縁下「俺達も負けないからな笑」



(試合開始)


飛雄と美里も気を使ってくれてるのか、私にはあまりボールが回ってこない



正直、走ってるだけでもつらいからありがたい



でも、さすがに申し訳ないな……



あなた「美里!」



美里「あなた…お願いっ!」



あなた「任せて!」



ダンダン


シュッ


ポスッ


あなた「よっしゃ!」



ドリブルしていき、レイアップが決まった



その後も今までと同じように試合をしていくけど、立ってるのがきつくなってきた


フラフラ


コケッ


やば…どうしよう



転ばないようにすると、足悪化しちゃいそうだし、もういっそのこと転ぶか?



トスッ



誰かが支えてくれた



あなた「縁下先輩、?」



縁下「あなた、大丈夫?」



縁下side

決勝戦はあなたのクラスとやることになった



正直嬉しかった



でも、あなたが心配だな



準決勝でいろいろあったし、足も痛いだろう



あなたは無理しすぎるからな、試合中に何かあったら助けてあげないと



試合そっちのけであなたの様子を見ていたら、立っているのもつらそうだった



転ぶのも時間の問題かなって思ってたらほんとに転んだ



慌ててあなたを支えに行く



縁下「大丈夫か?」



あなた「大丈夫です!!」



ほら、また嘘をついた
大丈夫なはずがないのに



きっと、今保健室に連れてこうとしても絶対行かないだろうな



縁下「そっか、気をつけてね」



あなたside


縁下先輩に支えられてなんとか試合を続けられている



あと1分だ…
しかも私達のクラスが勝ってる



なおさら抜ける訳にはいかない



あと少し、頑張ろう……


ピーーーーーッ


(試合終了)


……終わった、



勝った、



美里「あなたー!!!勝ったよ!優勝だよ!」



あなた「んね!すごい嬉しい!!」



美里と優勝できたことに喜んでいると



フワッ



またまた、体が浮いた



今日何回目だろう……



縁下「保健室、行くぞ」



あなた「え、縁下先輩!?」



なんで縁下先輩が!?



あなた「私は大丈夫ですよ??1人で歩けます!」



縁下「足、痛めてるんだろ」



あなた「え?」



縁下「こーゆう時くらい甘えてよ、ね?ニコ」



なんで縁下先輩が気づいてるのか分からなかった



準決勝で痛めたから、縁下先輩は知らないはずなのに……



でも、ほんとに痛くて立てるかどうかも分からなかったから甘えることにした



あなた「はい、ありがとうございます…」



月島side

試合が終わった



試合中何回もフラフラしてて、心配だったけど、あなたは最後まで頑張ってた



僕はすぐにあなたを保健室に連れて行こうと思ってたけど、



縁下「保健室、行くぞ」



縁下さんに先を越された



……僕しか知らないと思ってたのに



ましてや、縁下さんは準決勝に出てた訳でもない



自分が出てる訳でもないのに、準決勝を見てたんだ……




いや、違うか、




……あなたを見てたんだ、