~4日目~
清水「あなたちゃん、朝だよ起きて」
……朝?
あなた「おはようございます…」
私、昨日どうやって部屋まで来たっけ、
赤葦くんと話してて、その途中から覚えてないや…
雀田「朝ごはんの準備行ける??」
あなた「行けます!!」
ま、いっか!
とりあえず髪の毛だけ簡単に結んでこ!
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~食堂~
清水「じゃあ、仁花ちゃんとあなたちゃんでみそ汁お願いしてもいいかな?」
あなた「はい!」
谷地「しゃち!」
あなた「仁花作ろ〜」
谷地「うん!」
(調理中)
…よし!こんなもんでしょ!
あなた「完成!」
谷地「いい匂い…あなた料理上手だね〜」
あなた「いやいや、仁花のが上手だよ!
野菜切るの早すぎ!」
谷地「私はお母さん忙しいからよく作ってるんだ!」
あなた「そーなんだ!
仁花は寮生活しないの?」
仁花が来てくれたら絶対楽しいのに…
谷地「うん、家もそんなに遠くないしね〜」
……
あなた「そっか、」
白福「できたぁ〜?」
あなた「あ、はい!」
雀田「私たちも終わったし、完成だね!」
野菜炒めに唐揚げ、サラダ、焼き魚…
すっごいおいしそう…
清水「あれ、あなたちゃん首のとこどうしたの?」
え、首?
あなた「なんかあります??」
清水「うん、赤くなってるけど…」
谷地「わわ…!ほんとだ、痛くない?」
あなた「全然覚えないんですけど…」
確かに虫刺されみたいなあとがあった…
でも痛くもないし、かゆくもないんだよなぁ…
雀田「(あー、これ絶対あれだよね…)」
白福「(…赤葦かな?)」
雀田「とりあえず、髪の毛下ろしといたら?」
…暑いけど、
あなた「そうですね!」
しょうがないかぁ
ガラッ
清水「みんな来たみたいだね」
木兎「いい匂いだなぁ!赤葦!!」
赤葦「そうですね木兎さん。」
朝から元気だなぁ笑
木兎「あ!あなたー!!」
あなた「木兎さん!おはようございます!」
木兎「おう!今日は髪下ろしてんだな!」
おぉ、こーゆうの気づくんだ…!
いつも結んでるしさすがに気づくか笑
あなた「はい!」
木兎side
木兎「可愛いぞ!」
髪を下ろしてるあなたはいつもより大人っぽく見えて可愛かった
しかもすごいサラサラ…
サラッ
木兎「髪もサラサラだな!……って、」
あなた「くすぐったいですよ木兎さん笑」
首の近くの髪の毛を触ったら、あなたの首元が見えた
確かにあれは、キスマークだった…
…誰がつけたんだ?
パシッ
あなた「うぇ!?ちょ、木兎さん?」
ガラッ
俺はあなたの手を引いて食堂を後にした
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あなたside
急に木兎さんに腕を引っ張られて食堂外の廊下に連れてこられた
あなた「木兎さん…?急にどうしたんですか?」
木兎「……。」
なんで黙ってるんだろう…
いつも元気な木兎さんが、少し元気がないように見える
あなた「木兎さん?体調でも悪いですか?」
木兎「それ…」
…ん?
あなた「なんて言いました?」
木兎「それ、誰につけられたんだよ…」
それ?
何の話してるんだろう、
あなた「えーっと、すみません…何の話ですか??」
木兎「……俺もつける」
え、え!?
ダンッ
…っ!い、た、
壁に押さえつけられた…
あなた「木兎さん!?ほんとに、急にどうしたんですか?」
木兎「……。」
な、なに?なんか、怖い…
あなた「ちょ、木兎さん!!
やめてください!」
何か、嫌な予感がしたから必死に抵抗したけど、木兎さんの力にかなうわけがなく、私の腕を掴む力が強くなるだけだった
あなた「あの!ほんとに離れてください…」
木兎「…思ってることと反対のことを言うんだろ?なら、ほんとはこのまま続けてほしいってことだよな?」
……あの時のか!!(←92話です)
あなた「いや、あれはなんといいますか!
全部が全部反対のこと言うわけじゃなくて…!」
グイッ
??「何してるんですか?」
…助かった?
木兎「なんだよ、邪魔すんなよ。
ツッキー」
ツッキー……
え、蛍くん!?
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。