第115話

我慢
及川side


え、え?



あなたちゃん、だよね?



なんでこんなとこで寝てるの?



あなた「スースー」



…お風呂上がりかな、



いい匂いするし、顔もちょっと赤い気がする



って!まるで俺が変態みたいじゃん!



…でも



あなた「スースー」



及川「ほんとに可愛いなぁ…」



見つけたのが俺でよかった



他の男にこんな可愛いとこ見せたくないしね☆



それにしても、夏休みで暑いのはわかるけど、短パンに半袖ってやばいよね!?



肌白いし、



すごい…



及川「きれい…」



ねぇ、あなたちゃんは誰を好きになるの?



烏野の爽やかくん?



あの時迎えに来たあの子?



1年のメガネくんとか…



白鳥沢のセッターくんかな?



…岩ちゃん、マッキー、まっつん



あなたちゃんのことを好きな人はどれくらいいるんだろうね














…俺のこと選んでくれないかな、










あなた「スースー」



及川「…かわい」



(プニ)



あなた「んっ…」



…///



つい、ほっぺつねっちゃったけど、やばいな



早いとこ部屋まで送ってかないと、俺が我慢できるか分からない



…でも、マネージャーの部屋どこにあるか知らないし、



烏野の部屋に行って聞くか…



…ヨイショ(お姫様だっこ)



軽!ちゃんと食べてるのかな?



ていうか、服の布の面積が小さいせいで肌を直接触っちゃってるんですけど…



…我慢我慢、



スタスタスタ

~烏野の部屋~

(ギャーギャー)


…まだ起きてるみたい、良かった



コンコン



ガラッ



澤村「ん?及川、どーしたって、あなた!?」



及川「自販機にジュース買いに行こうと思ったら近くの椅子に座って寝ちゃっててさ、マネージャーの部屋に連れてこうと思ったんだけど、部屋の場所知らなくて、とりあえずここに来た」



…本音を言うなら俺たちの部屋に連れていきたかったけどね




澤村「あぁ、そうか、悪いな」



及川「それで、マネージャーの部屋どこか教えてくれない?」



澤村「それが、俺も知らないんだよな…
白鳥沢に聞くしかないか?」



まぁ、確かにここ白鳥沢だし、



及川「分かった、じゃあ白鳥沢の部屋行ってくるよ」



澤村「いや、俺が行くぞ?」



及川「いいよいいよ、もうここまで来たら最後まで送らせてよ」



澤村「…そうか、悪いな、頼む」



及川「うん、任せて」



スタスタスタ


澤村side


及川があなたを抱っこして来たのにはびびった



あなたが心配だし、俺が連れていきたかったけど、




及川もさすがに寝てるあなたには手出さないだろ…



縁下「あなた任せちゃって大丈夫ですかね?」



澤村「…大丈夫だろ、及川はいつもふざけてるけど、今は雰囲気が違ったしな」



いつもみたいにチャラい感じはしなかった



縁下「…そうですか」



心配だよな、



俺もすごい心配



…スガと月島が寝てて良かったな



あの2人が知ったらめんどくさそうだ



考えてもどうにもならないし、今日は寝るか



明日あなたにちゃんと言っとかないとな…


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白布side

~白鳥沢の部屋~

コンコン


誰だよこんな時間に、



牛島さんが寝てるんだから静かにしろ



天童「あっれェ〜!及川くんじゃん!!
どーしたノ?




…及川?



あぁ、青城の主将の、



何の用だよ



及川「あなたちゃんが自販機のとこで寝ちゃっててさ、マネージャーの部屋どこか教えてくれない?」



…は?



あいつはバカなのか?



こんな男だらけの合宿で何考えてんだよ…



天童「あぁ!そーゆうことネ!
マネージャーの部屋だったら、俺が案内するヨ!





白布「天童さん、俺が行きます」



天童「あ、ほんと?じゃあお願いしよっかナ!」



…顔に出てんだよ、



あぁそうですか、そんなに俺が嫌ですか



こっちにだって譲れない事情があんだよ…


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及川side

なんでよりによってセッターくんと!?



白布「俺が抱っこします」



及川「いいよ!俺がこのまま行くから!」



…絶対あなたちゃんのこと好きじゃん、



スタスタスタ



白布「ここです」



コンコン



清水「あ、あなたちゃん!」



谷地「え、ほんとですか!?」



及川「自販機の近くで寝ちゃっててさ、」



清水「そうですか、すみません。
ありがとうございます。」


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…良かった、無事に送り届けることができて



何回か危なかったけど



白布「あの」



そうだった、まだ一緒にいたんだ…



及川「なに?」



白布「俺、あなたのこと好きなので、誰にも渡しません。


おやすみなさい。」



…は!?



言い逃げかよ!!



俺の話も聞けよ!



ほんっとに白鳥沢ってムカつくやつばっかり!

















君があなたちゃんのこと好きってことぐらい知ってるよ






























あなたちゃんを見る目が俺たちと同じだから…