第76話

遭遇
あなたside


カフェから出て天童さんのプレゼントを買いにショッピングモールに来てる



ケーキは私がご馳走する気だったのに…




白布「俺が払う」




って言って譲ってくれなかったからな、




あなた「白布さん、ケーキほんとにご馳走様でした…すみません私2個も食べちゃって、」




白布「何回言うんだよ笑
気にすんなよ、それに最初から俺が払うって言ったらお前遠慮するだろ」



……だめだ、この人考え方からイケメンだ




白布「それよりさ、天童さん何が欲しいと思う?」



あなた「そ、そうですね、無難にタオルとかどうでしょう?部活で汗かきますし…」




普通すぎたかな…!?




でも、男の人にプレゼントとか渡したことないから分かんないよ!




白布「…そうだな、じゃあスポーツ用品店行くか」



あなた「はい!!」



~スポーツ用品店~

私達は今タオルコーナーに来ている。



種類が多すぎる…っ!!!



この中から決めるの大変すぎないか??



あなた「た、たくさんありますね…」



白布「おう、」



白布さんとか、即決しそうなイメージを勝手に持ってたけどすごい悩んでる…



白布「なぁ、これとこれだったらどっちがいいと思う?」



あなた「……フフッ笑」



白布「な、なに笑ってんだよ…」



あなた「いや、すみません笑
天童さんに何が合うか考えてるとこが可愛くて…笑」



白布「お前に可愛いとか言われても嬉しくない」



あなた「そ、そうですよね!すみません!」



何言ってんの私!?



こんなやつに可愛いとか言われて喜ぶ人いるわけないじゃん!



あなた「た、タオル!こっちのが私は好きです!!」


白布side

天童さんにどんなのがいいか悩んでたらあなたが可愛いなんて言うから、なんか複雑な気持ちになった



…あなたの方が可愛いのに



それに、俺はあなたにはかっこいいと思われたい



あなた「私はこっちのタオルが好きです!」



白布「こっちか…」



あなたが選んだ方は、黒がベースで、赤で大きく英語が書かれている物だった



見てすぐに、『天童さんっぽいな』って思った物だった



白布「そうだな、これにする」



あなた「はい!」


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あなた「天童さん、喜んでくれるといいですね!」



白布「あぁ」



あなた「白布さんが一生懸命選んだものだから絶対喜んでくれると思いますけどね〜」



白布「…だといいけどな」


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あなたside


??「……あなた?」



あなた「え?」



用事も終わって、もう帰るのかなって思っていたら急に声をかけられた




声がした方を振り向くと…



あなた「佐藤くん!?」



佐藤「よっ!」



クラス委員の佐藤くんがいた



白布side

あなた「すごい偶然だね!何してるの??」



佐藤「いや、さっきまで鈴木と一緒に買い物してたんだよ笑それで今から帰るとこ!」



あなた「鈴木くんと一緒だったんだね!」



帰ろうと思ってたら急に知らない男が話しかけてきた



クラスメイトらしいけど、すごい楽しそうに話すからムカついた



佐藤「あなたはデートか?」



あなた「違うよ!一緒に買い物してたの!」



佐藤「そうなんだな笑」



白布「おい、帰るぞ」



もうこれ以上あなたが他の男と楽しそうに話してるとこを見るのは嫌だった



あなた「あ、はい!
じゃあ佐藤くんばいばい!」



佐藤「おう!また学校でな!」



あなた「うん!」


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あなたside

スタスタスタ

…佐藤くんと話しすぎたよね、?



今日は白布さんと一緒に来てたのに、



あなた「あ、あの、すみません💦
クラスの子に会えて嬉しくて話しすぎちゃいました…」



白布「…気にするな」



うぅ…絶対怒ってるよ…




そりゃ知らない人と話し込まれたら誰でも嫌だよね、



白布side

あなたが謝ってくれたのに冷たく返してしまった



別にあなたに怒ってるわけじゃない…



友達と会って嬉しくないやつはいないしな、



ただ、俺と一緒にいる時と同じ笑顔だった気がして、それが嫌だった



俺はあなたの笑顔が好きだ



見てるこっちも笑顔になるような、そんな感じがするから



だから、その笑顔を向ける相手は俺だけがいいと思った



……でも、俺はあなたの『彼氏』じゃないし、あなたからしたらさっきの友達と俺は同じなんだろ


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あなた「あ、着きました!!」



いろんなことを考えてたらあなたの寮に着いた



白布「…もう、着いたのか



な、何言ってんだ俺!?



まだ着いてほしくなかったみたいに…



あなた「送ってもらってすみません💦
今日すごい楽しかったです!!
また誘ってくださいね?次こそは私がケーキご馳走しますから!」



白布「なんで次もケーキなんだよ笑」



あなた「そ、そうですね笑
じゃあ次は白布さんの好きな物食べに行きましょう?ニコ」



…ほら、さっきと同じ笑顔が俺に向けられる



白布「そうだな、」



あなた「じゃあ、失礼しまsーーーー」



??「あなたか?」



あなた「だ、大地さん!?」


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澤村「おう、今帰ってきたのか?」



菅原「なになに!?あなた帰ってきた!?」



縁下「あなた、おかえり」



月島「ちょっと、どこ行ってたの…」



日向「あなたー!!やっぱあなたいないとつまんねーよ!」



影山「どこ、行ってんだよ…」



西谷・田中「おう!あなたおかえり!!」



あなた「た、ただいまです!
ちょ、みんな落ち着いてくださいっ!」


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ちょうど帰ろうとした時に、家からたくさんの人が出てきた



あぁ、そういえばあなたも寮生活だっけ…?



あの、迷子になってた時に『烏野高校排球部』って書いてあるジャージ着てたから、バレー部なのは知ってたけど、



白布「男子バレー部かよ…



澤村「あなた?この人は…?」



あなた「白布さんです!」



名前だけ言っても分かんねぇだろ…



白布「白鳥沢の白布です。
今日はあなたさんに買い物付き合ってもらってました。
帰りが遅くなってしまいすみません。」



澤村「そ、そうだったのか…」



西谷・田中「お、とこ……??」



菅原「…おい、あなた、後で話あるから



あなた「…え!?



縁下「送っていただきありがとうございました。じゃあ、これで……」




あぁ、あなた愛されてるんだな……



まぁあなただからな、気持ちは分かる








……ん?




澤村「あの?」



白布「あ、はい。失礼します。」



あなた「し、白布さん!!
ほんとにありがとうございまた!失礼します!」



澤村「あなたがお世話になりました。
迷惑とかかけてないですか?」



あなた「ちょ!大地さん!私そんな子じゃないですよ!?」



……仲良いな、



白布「大丈夫ですよ。むしろこっちがお礼言うべきです。ありがとうございました。」



澤村「失礼します。」



あなた「白布さんー!



菅原「早く入るぞ?ニコ


ガチャ



みんな寮に入っていった。



あなたは引きずられてたけど…



あの人達はあなたとずっと一緒にいられるんだ、




俺みたいに、約束しなくても会えて、話せて、一緒に過ごせて、





白布「いいな……





理由は特にないけど、あの人達が羨ましいと思った





あなたにとってあの人達は『特別』
なんだろう





部活も一緒で、帰る場所も一緒





俺はあなたにとってはただの他校の先輩だもんな…









俺もあなたの『特別』になりたい……










白布「排球部…か」





また会うことになるだろう




次会う時までにあなたに対するこの気持ちがなんなのか知りたい…




白布「牛島さ、天童さん……いや、太一にでも聞くか、」




寮に帰ったら、こんな気持ちになる理由が分かると思うと、不思議とわくわくした





白布「早く帰ろ((ボソッ」





いつもより軽い足取りで寮に向かった