第118話

約束
あなたside


買った物の袋を白布さんが持ってくれてる




テーピングとかも結構買ったから重いんだよね…




あなた「白布さん!やっぱり私が持ちますから!」



白布「はぁ?何言ってんだよ」




あなた「いや、でも!重くないですか?」




白布「なおさらだろ。
こういうのは男に持たせとけばいいんだよ。」




あなた「…ありがとうございます!」




白布「おう」




白布さんって、言い方きつく感じるけど全部相手のこと思って言ってくれてるんだよね…




ほんとに優しい!




(スタスタスタ)




…足の長さが違うからかな?



白布さん、歩くの早い…!



ドンッ



あなた「ブハッ!」



…いったた、



あなた「白布さん?急に止まってどうしたんですか?」



白布「…ん」




…?




白布さんが手を差し出してきた




あなた「どうしました?」




白布「…お前が歩くの遅いからな、しょうがないから俺が引っ張ってやる」



ギュッ



へ?




なな、なんか手繋いじゃってるんですけど…?




あなた「え!?いや、白布さん!私手汗とかやばいのでやめといた方が…!」




白布「バカなこと言ってないで早く行くぞ。
転ばれても困るしな」



すごいバカにする感じで笑われてる気がする…!




あなた「私そんなにドジじゃないです!!」




白布「じゃあ手離すか?」




…白布さんに着いていけてないのは事実だし、




置いてかれてまた迷子、とか?




ギュッ




あなた「…このままでお願いします、」




握り返したら、




白布「(…///)
最初から素直にそう言えばいいんだよ。」




一瞬びっくりしてた気がするけど、




すぐに




「勝った」




って言いたげな顔をされて少し悔しかった…!


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白布side


なりゆきで手を繋いで帰ることになった



手汗とかなんとか言ってたけど俺のがやばいと思う



自分でも分かるくらいドキドキしてる



















…やっぱり好きだ、




この合宿も明日で終わる




もし、




もし伝えるなら




今日の夜しかないよな…




白布「…なぁ」




あなた「はい?」




白布「今日の夜、少し話せるか?」




あなた「大丈夫ですよ!」




白布「部屋まで迎えに行くから…」




すごい緊張するけど、




何も行動を起こさないまま他の誰かのものになるのだけは耐えられないから




今日くらいは素直になろう



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あなたside


夜に白布さんとお話することになった




何の話だろ?




…今はとりあえずみんなのとこに早く帰らなきゃ




あなた「白布さん、あとどのくらいですか?」




白布「何言ってんだよ、もう見えてるだろ。」




…え?




あ、あった




あなた「わ、分かってましたけどね!」




恥ずかしい…!









…ん?




あなた「白布さん、校門のところ人いっぱいいません…?」



白布「…いるな」




あなた「あれは、バレー部のみんなでしょうか…?」



白布「そうだろうな」




校門にはバレー部の人がたくさんいて、




その中心にはもちろん…




あなた「大地さん…




やばい、今度こそほんとにやばい



あなた「し、白布さん…」




白布「…頑張れよ」




あなた「そんな!?」




普段なら絶対言わないくせに、こういう時だけ優しくなるのなんなんですか…!




(スタスタスタ)




着いてしまった…




あなた「た、ただいまです!」







……








澤村「ひな」



あなた「は、はい!?」



…想像以上




澤村「何か言うことは?ニコ」




あなた「…ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」




(ガミガミガミ)


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菅原side


あなたは無事に帰ってきたけど、帰ってきてからが大変だったかもな




あの後ずっと大地に怒られてたし




あなたが心配で、俺たちはあなた達が帰ってくるまで校門で待ってた




しばらくすると、遠くの方に2人の影が見えた




その2人は、

















手を繋いでた…













2人も俺たちに気づいたのかすぐに離してたから、俺以外に誰が見たのか知らないけど、





確かに手を繋いでた




菅原「あなた!」



あなた「スガさん!どうしました?」





そのことが気になって午後の試合には集中できなかったから本人に聞いてみることにした




菅原「あなた達、帰ってきた時手繋いでたろ!」



あなた「見えてたんですか!?」




この焦りよう…




まさか、ほんとに?




菅原「まぁな!





なんで繋いでたんだ?」




あなた「あれはですね、白布さんの歩くスピードに着いていけてなかったので、また迷子にならないようにです…///」




菅原「…そ、っか」




…よかった、




いや、よくないけど、




でも、少なくとも、




俺が今1番聞きたくない話じゃなくて…




あなた「スガさん?」




菅原「あ、そうだったんだな!それだけ気になってたんだ!じゃあゆっくり休めよ?」




あなた「はい!おやすみなさい!」




…部屋に戻っていくあなたを見ているとなんでか分からないけど、嫌な予感がした




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あなたside


白布さんが部屋まで迎えに来るって言ってたけど、いつ来るんだろう?




時間もちゃんと約束しておくべきだったかな…