第88話

一目惚れ
あなたside


あなた「美里ー!!!」



美里「うわっ、なに?」



あなた「今日部活休みなんだけどさ、一緒にショッピングモール行かない??放課後デートしようよ〜」



まだ美里と一緒にお出かけをしたことないんだよ…



美里「んー、いいよ!行こっか」



やったぁ!



あなた「ほんと!?今言ったからね!?
取り消しなんてダメだよ!」



美里「しないしない、笑」



キーンコーンカーンコーン



美里「ほら、授業始まるよ」



あなた「はーい」



楽しみだなぁ♪


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~放課後~


あなた「美里行くよ〜!」



美里「はいはい」



スタスタ



美里「何か欲しいものでもあるの?」



あなた「んー、服とかかな?

美里とお出かけしたかっただけだから、そんなに考えてなかった笑」



美里「そ、そう…///」



え!美里が照れてる!?



あなた「美里照れてるの!?」



美里「うっさい!そんなんじゃないから!」



素直じゃないなぁ〜笑



美里「…ねぇ、なんか校門のとこ人だかりできてない?」



あなた「ほんとだ〜
まぁ私たちには関係ないし、気にせず行こー!」


放課後デート!美里と一緒にお出かけ!



幸せだなぁ♡



??「あ、いた!あなたちゃん!



……ん?名前呼ばれた?



気のせいか!



今日の私は忙しいのであーる!



??「ちょ、あなたちゃん!?待ってよ!」



??「へぇ、あの子?すごい可愛いじゃん!」



美里「ちょっと、あなた、呼ばれてるよ?」



あなた「え?」



って…



あなた「及川さん!?と岩泉さんも!それと…?」



振り向いたら、及川さんと岩泉さんと初めて会う(と思う)2人がいた…



及川「やっほ!元気だった?☆」



岩泉「おす、久しぶりだな!」



なんで、こんなとこに…



あなた「お久しぶりです…なんで烏野にいるんですか??」



みんなが騒いでた原因はこれか…



及川さんと岩泉さんは言わなくても分かるようにかっこいいし、あとの2人も、なんていうんだろ、大人っぽい雰囲気があって




あなた「モテそうだなぁ…((ボソッ」



美里「あなた?知り合いなの?」



あ!そーだった!



あなた「あ、うん!及川さんと、岩泉さん!
それと…?」



??「あぁ、ごめんね!俺花巻貴大!」



??「俺は松川一静」



あなた「です!」



って!のんきに紹介してる場合じゃない!



あなた「何しに来たんですか??」



及川「今日俺たち部活オフでさ、烏野も体育館の点検で休みって聞いたからあなたちゃんとデートしようと思って☆」



…はぁ!?



あなた「いやいやいや、無理ですよ?
私はこれから大好きな美里とデートなので!
ってか、誰に聞いたんです?」



岩泉「影山だ」



あぁ、飛雄…



そういえば中学校一緒だっけ??



あなた「ま、まぁそれはおいといて、とにかく!今日は無理です!」



美里「私は別にいいから行ってきなよ」



…え!?



あなた「え、美里何言ってるの…??
一緒にお買い物は??」



美里「私は学校でも一緒にいられるけど、この人たちはそういう訳にいかないでしょ?
それに、わざわざここまで来てくれたんだから申し訳ないじゃん」



あなた「で、でも!私は美里と…」



及川「さっすがあなたちゃんのお友達!
話が分かるね〜!」


グイッ



及川「じゃ、あなたちゃんもらってくね☆」



え、ちょっと待って美里!?



美里「どーぞどーぞ」



あなた「美里ー!!」



美里「明日ね〜」



いや、明日ねじゃなくて…!



及川さんに捕まってて逃げられないし、



はぁぁ、諦めよ…

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ってどこに行くんだろ…



あなた「及川さん?どこに行くんですか?
あと、いつまで手繋いでるんです?」



及川「ん?特に決まってないよ☆
手なら離すつもりないから安心してね!」



決まってない…?



あなた「っていや!離してくださいよ!

岩泉さん〜泣」



ドゴッ


及川「痛いよ岩ちゃん!」



あ、離れた


岩泉「あなた、いきなり悪かったな…」



あなた「全然大丈夫ですよ!でも、急にどうしたんです?」



岩泉「あなたに会いたくなっただけだニコ」



こ、この笑顔は反則だよ…



あなた「あ、花巻さん?と松川さん?でしたよね?初めまして、黒尾あなたですペコリ」



花巻「おう!あなたよろしくな!」



松川「よろしくニコ」



あ、ダメだ、この人たち絶対モテる



花巻「そんなモテねぇぞ笑」



え!?エスパー…?



岩泉「声出てるぞ笑」



あなた「ま、まじですか…」



恥ずかしいな…



松川「あなたちゃんのほうがモテるんじゃない??」



…ん?私が?モテる?



あなた「フフッ笑
も、モテるわけないじゃないですか笑」



花巻・松川「(あー、なるほど)」



あなた「花巻さんと松川さんは今日どうしたんですか?」



花巻「あぁ!及川と岩泉が気になってる子がどんな子が見てみたくて!」



及川「ちょ、マッキー!?」



岩泉「花巻、てめぇ何言ってんだよ…///」



気になってる人…?



あなた「へぇ、お2人が気になる人烏野なんですか??」



及川・岩泉「……。」



え、え?



花巻・松川「ブッハハハ!!!笑」



な、なんか面白いこと言った!?



及川「マッキーとまっつん!笑いすぎだよ!」



花巻「い、いやぁ、プックク笑
ここまでとはな笑」



松川「大変そうだな笑」



岩泉「…まぁな」



あなた「あの、何の話ですか?」



花巻「いや、2人の恋は大変だなって話!」



大変なのか…



あなた「及川さんと岩泉さんに気に入られるなんてすごい幸せな人ですね…羨ましいです笑
私、応援してますから!諦めちゃダメですよ!?」



及川「あ、うん、そうだね、」



岩泉「…おぅ」



花巻・松川「……ブッハハハ!!!笑」



え、また!?



花巻「あなた、お前おっもしろいなぁ!
気に入った!」



ワシャワシャ



あなた「わ、ちょ、もう花巻さん〜笑」



大地さんとかもだけど、みんな頭撫でるの好きなのかな…?



頭撫でられるの好きだからいいけど、




あなた「フフッ笑」



花巻「(キュンッ)」



…?



あなた「花巻さん…?(上目遣い)」



花巻「…あなた、お前ほんとにかわiーー」


ドンッ


及川「ほ、ほら!お買い物行くよ!」



岩泉「そ、そうだな、行くぞ」



花巻さんが飛ばされた



大丈夫かな…?


花巻side


最初はほんとにただの興味本位で、及川と岩泉に気に入られてるのが、どんな子なのか見てみたいだけだった




烏野まで着いてって校門のとこで待ってると、女子がたくさん寄ってきた



まぁ、及川もいるし、いつものことだ



寄ってきた女子と軽くお喋りしてたら、校舎の方からすごく可愛い子が出てきて、しばらくの間見つめていた



そしたら、その子が俺達が待っていた子らしく、納得だった



話してみると、面白くて、すごくいい子だった



今思えば、校門で見かけた時に『一目惚れ』していたのかもしれない…




俺に向けられた笑顔に胸が締めつけられた










会ってまだ数十分しか経っていない…





でも、






あなたを好きになったと自覚するには、充分すぎる時間だった










ねぇ、あなた…








お前は、












『一目惚れ』を信じてくれるか……?