第3話

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2,224
2021/03/06 04:08
さとみside
  

俺のリスナーさんが次々と握手をしに来る。




「大好き」

「がんばってください」

「これからも応援してます」



そんな言葉が一気に俺の耳に飛び込んで来る。





でも、それを聞いている余裕など無かった。




このハンカチを早く返さないと。



手に汗が滲む。





「次の方どうぞ」



というスタッフの声と共に、あの子が現れた。
さとみ
さとみ
…!
あなた
あなた
えっと、あ、その……す、好きです!
さとみ
さとみ
ありがと!俺もあなたちゃんが好きだよ
 
誰にでも捧げている言葉を与えた後、細くて綺麗な手を握った。
あなた
あなた
ありがとうございました!
 


そう言って帰ろうとするあなたちゃん。





いつ渡そうか。




今しか会う機会はない。




でもスタッフの目の前でハンカチを渡すわけにも行かない。





俺は背を向けるあなたちゃんの手をパシッと掴んだ。
あなた
あなた
えぇっ?!
さとみ
さとみ
2時にすぐそこのフォミマ来て



俺が耳元で囁くと、頬を赤くしてコクリと頷いた。





その姿がものすごく…






可愛かった。
ーーー

あなたside




おっしゃぁ…!





2時にファミマ。





作戦通り♪
あなた
あなた
んふふ
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まかろにうどん
まかろにうどん
私の学校土曜日も学校なんですけど、今日は何故か休み!!
まかろにうどん
まかろにうどん
うらめしやぁ
まかろにうどん
まかろにうどん
あ、間違えた
まかろにうどん
まかろにうどん
うれしいなぁ

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