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第4話

#4
木乃葉
わぁー!綺麗な果実!
あの後、私と黒髪の青年はたき火を消して眠った。

そして目が覚めた朝、黒髪の青年に付いて行くとそこには紅色で飴玉サイズの果実が実った木がたくさん立っていた。
木乃葉
こんな綺麗な紅色始めて見た‥‥‥
私はそっと紅色の果実に触れた。
青年
これ全部、鬼殺の実。
私は紅色の果実から物凄いスピードで離れる。
木乃葉
死ぬところだった。
青年
死なねぇよ。
黒髪の青年は素早くツッコミを入れた。
木乃葉
‥‥‥そうだった。
青年
馬鹿かお前‥‥‥
黒髪の青年は眉間にしわを寄せて私を見つめる。
木乃葉
私はお前じゃなくて木乃葉このはね。‥‥‥君は?
青年
かお‥‥‥‥いや、何でも良い。勝手に呼んで。
木乃葉
今、名前言いかけたよね?名前あるんでしょ。さっさと白状なさい。
すると黒髪の青年はふっと笑いながら答えた。
青年
もう名前は捨てた。この名前を俺が名乗る資格なんてない。
ほら、まただ。何故この青年はこんな悲しい表情をしているのだろう。
木乃葉
名乗るのに資格とか関係ないよ。
私は真っ直ぐにそう伝えるが、黒髪の青年は苦笑するだけだった。
木乃葉
‥‥‥
木乃葉
‥‥‥じゃあ、月人つきひと
青年
月人‥‥‥?
木乃葉
うん!
木乃葉
昨日、満月だったでしょ?だから!
青年
てきとう過ぎでしょ‥‥‥
木乃葉
良いの良いの!
‥‥‥本当は。

本当は、私を助けてくれた時の姿がまるで月から降りてきた人みたいだったから。

本当は、私に見せたあの柔らかくて悲しい笑顔が、どこか月に似ていたから。


まぁ、言わないけどさ。
木乃葉
良いでしょ?月人。
すると、黒髪の青年は私の頭をくしゃくしゃと撫でた。
青年
‥‥‥ん。ありがと。
その時始めて、黒髪の青年──月人──が心から笑ったような気がして嬉しくなった。

なんだ、その「へにゃ」って顔は。可愛いじゃないか。
木乃葉
ふふっ、ありがと。
私は嬉しくてつい、顔がほころんだ。
青年
‥‥‥何が?
黒髪の‥‥‥じゃなくて、月人は私の顔を覗いた。
木乃葉
ううん、何でもー。
何となく、月人の性格が分かった気がした。

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月渡 雫
入賞者バッジ
月渡 雫
《 テスト期間突入。低浮上確定。テスト滅びr((殴 》 ヘッダーは塾の休み時間で描いた一発描き。 右にカボチャらしきデフォルメが。←え ┼────────────────────────┼  あせってはいけません。  ただ、牛のように図々しく進んで行くのが大事です。  【 夏目 漱石 】 ┼────────────────────────┼ 〖連載中〗 ・その先に、僕らはいない。 ・地獄ゲーム ・ケガレの杜 〖専用タグ〗 #月渡る お知らせは「月渡ってるお知らせ」をご覧あれ!← プロフィール画像を変える速さ尋常じゃない。 ( 訳 飽きっぽい。 ) フォローさんは尊敬様!! 読者様には感謝感激雨霰!!。+゚(*ノ∀`) (。・艸・) (。-艸-)) (( 。>艸<)-3 昔のプリ小説へ? #いや、昔よりもいいプリ小説へ。 #未来のプリ小説へ。 #無断転載駄目絶対 (私が言えたことじゃないけど‥‥‥。) #変人同盟 #変人同盟(最強) #天才同盟 #天才同盟(仮) #天災 #くるみ会社 秘書(社員Aから昇格) #ずっと親友同盟 #大好きだよ Twitterはこれよ。↓ @cross_moon_drop サブ垢↓ user/50cfe3+ ※不定期更新。 ※オリジナルのみ執筆。 ※変人の極み。 ※“厨二病”爆発中。 ※発狂は常日頃。 ※時たま深夜テンション。 ※今日も貫くマイペース。 よろしくお願いします_(._.)_
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