第5話

友達_?―2
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2018/11/07 12:29
?「···あのさ、○○さんって、藤井くんたちと仲いいの?」

『う、うん、。まぁ···』

?「いつから?」

『昨日···かな』

?「なるほどねぇ、」



私の前にいる女子2人は、考える素振りを見せる。
なにを言われるかはだいたい予想がつく。
私は、ごくっと息を飲んだ。



?「納得やわ」

?「同感」

『へっ?』



予想外の言葉に思わず変な声が出る。
納得って一体···?



?「だって○○さんかわいいし」

『かわ···?』

?「それにええ子そうだし、王子たちが気にかけるのもわかるわー」

ゆ「あ、ごめん急に。私ゆりなっていうの」

か「うちはかなで。○○さんと友達になりたくてさ」



2人は少し照れ笑いを浮かべる。
友達···私と···?



『ほんと?』

か「うん!だから呼び捨てでええよ。私たちのこと」

『じゃあ私も呼び捨てで···』

ゆ「おっけー。よろしくね」

『うん!』

か「ごめんね、引き止めて。お昼行ってきてええよ」

『あ、ごめん。じゃあ···』



ニコニコと2人に見送られながら昨日と同じ、立入禁止の階段へ向かう。
よかった、なにも言われなくて。
それにめっちゃいい子だったし。
···友達、できた。
私は少し心踊らせながら階段へと向かった。







濵「あ、○○ちゃん来たー」

『すみません、遅くなって』

中「ええよええよ」

重「···なんか嬉しそうやない?」

『えっ?!』

小「告白っすか?!」

『そ、そんなわけないでしょ!』

藤「なんかあったん?」

『それが···』



私は、さっきのことをひと通り話した。



神「へー、よかったやんか」

重「めっちゃ嬉しそうに話すやん(笑)」

桐「ちょっと嫉妬なんやけどー(笑)」

『ちょっ、冗談やめてください···!』

濵「かわええなー(笑)」

小「なにおじさんみたいなこと言うてんねん(笑)」

重「いや、もともとおじさんやろ(笑)」



重岡くんの冗談にみんながいっきに笑う。
これから、もっと楽しくなるような気がした。

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