第13話

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2018/08/19 06:19






「 有岡さん 」

有「 ん? 」

「 私ここにいていいんでしょうか 」

有「 どしたの?なんかあった? 」





なんか辛くて思ってないことを
思わず言ってしまった





「 あ、いや!今の忘れてください 」

有「 無理すんなよ 」





急に男になってちょっとドキッってした





「 はい! 」





そう言って無理に微笑んでその場を乗りきった





涼「 おーい!朝ごはんできたぞー 」





山田さんの声を聞いて体が拒否したのか
そこから動けなくなった




それで部屋にずっとこもってると





コンコン __ 。





涼「 入るぞ 」

「 え 」





山田さんがドアを開けた瞬間
私は顔を見たくなくて部屋から逃げて
知念さんたちがいる1回にいった





「 知念さん! 」





私がおっきい声でそう叫んだから
ビックリしたのか目をまんまるにしてこっちみてる





侑「 ど、どした!? 」

「 学校行きましょ 」





私がもう必死すぎて心配してくれたのか
私の言うとおりにしてくれた





侑「 車用意するね 」

「 いや 」

侑「 ん? 」

「 あるき、歩きがいい 」





山田さんの香りがする車は嫌だった





侑「 じゃ、いこ 」

「 はい 」





そう言って優しく手を繋いでくれた





有「 まって!!俺も行くー 」

伊「 おれもー 」





もう片方の手を繋いでくれる有岡さん
まだ髪の毛がボサボサな状態で眠そうに
歩いてる伊野尾さん





「 ふふ、笑 」

侑「 やっと笑ったね笑 」

「 へ? 」

侑「 んーん 」





気にかけてくれてたのかな、





有「 ねぇ、はやくいこー 」

「 うん! 」





みんなの前だとなんか自然に笑えた

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