いやいや、皆食べるスピード速すぎてどんどんなくなっちゃう……
私の買ったお菓子もあるのにー!!
さすがにあーんなんて言われたら、恥ずかしいしそんな事できるわけない。
だから、普通に手で受け取ろうとする。
そしたら、
聞こえないふりしまーす
優太にぃにサイテーなんて言われたくないんですけどー
いつもサイテーで面倒くさい事してくるのはどっちやねん
しょうがない。買ってくるか。
皆が騒いでいるうちに、こっそりと抜け出して買いに行く
最悪じゃん。1人で来なきゃよかった。
まぁ、暗いけどコンビニ近いし、急げば大丈夫か!
いらっしゃいませー
なんだか、人間の声を聞けてほっとするw
急いで買っちゃおっと
会計も終わった!
あとは帰るだけ!
走って帰ろうっと……
うわ、やっぱ、怖いw
は?いや、意味わかんない…
待って。これって、もしかしてナンパ?
危なくない?早く逃げなきゃ
知らない男は、私の腕を掴んでハグをしてくる
どうしよう。どうしよう。
助けて…!優太にぃ…ッ…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。