第5話

第5話(626字)
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2020/01/10 09:12
天使
天使
ここよ〜
天使さんが指さした先には大きな扉があった。 
扉の奥は眩しいくらいに光っていて、何も見えなかった。
天使
天使
ここから現実の世界に行けるわ
悪魔
悪魔
大丈夫、俺達もついて行くから
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
......分かった
本当は行きたくなんてない。でも、これからの為に、幸せになるために。私は覚悟を決めて扉の奥へ進んだ。 






























天使
天使
花澄ちゃん、ついたわ
扉に入って直ぐ、現実の世界についた。
私は普通に歩いているのに、人々は私の体をすり抜けて歩いていく。なんだか変な気分だ。
悪魔
悪魔
今は花澄のお葬式をしてるらしい、行くぞ
天使
天使
さ、行きましょ
私は天使さんと悪魔に連れられ、私のお葬式会場にむかった。


......どうせ誰もいないんだろうな。なんてことを考えながら。












悪魔
悪魔
ついたぞ
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
......ほんとにここ?

予想外に大きな会場だった。
私の為に来てくれる人なんていないだろうし、もっと小さいと思っていたのに。

中に入ると、おばさん同士が「まだ若かったのに......」 「可哀想よね、虐められていたんでしょ?」 などとコソコソ話しているのが聞こえてくる。
ちょっとイラッとした。人のお葬式だよ?コソコソ話したりしないでよ。
天使
天使
花澄ちゃん、人ってそんなものよ
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
やっぱりそうよね
天使さんとは気が合いそうだな。
悪魔
悪魔
少し回ってみたらどうだ?知ってる人いるんじゃないか?
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
うん、一応見てくる

私は1人1人の顔を見ながら、知っている人を探した。

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