第6話

第6話 (709字)
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2020/01/10 09:45

お葬式には意外と沢山の人が来ていた。
学校の先生。親戚のおじさん、おばさん。まだ小さな従姉妹やおじいちゃんとおばあちゃん_____


天使
天使
誰か探しているの?
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
うん、1人来て欲しかった子がいたの
天使
天使
いないの?
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
.....今見てる限りはね


来て欲しかった人。それはたった1人の親友__
いや、親友だった・・人、紗彩だ。
紗彩は私のことで喧嘩別れしてしまって、仲直りせずに私は死んだ。
1つ悔いがあるとすればそれかな。もう一度、仲良くしたかった。
悪魔
悪魔
花澄、あいつじゃないか?
悪魔は1人の子を指さしながら言う。
その子は肩を震わせ、泣いていた。
私はそっとその子に近ずいて、顔を見てみた。その子は_____




















紗彩だった。
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
紗彩......?

名前を呼んだって聞こえるはずが無い。世界が違うのだから。それでも呼ばずにはいられなかった。もっともっと呼んでいたかった、愛しい程大好きな名前......



顔を見て少しすると、紗彩が何か言っていることに気がついた。何を言っているんだろう?よく聞いてみると_____
紗彩
紗彩
ごめんね、花澄。ごめんね......
紗彩
紗彩
私が余計なこと言わなかったら
紗彩
紗彩
私が止められていたら
紗彩
紗彩
花澄はもっと笑えてたのに......
紗彩
紗彩
花澄、ごめん。ホントにごめんね......

泣きじゃくりながら、私に謝っていた。
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
何で、紗綾が謝るの......?
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
私こそごめんね、紗彩は私の事を思ってくれてたのに......
_花澄@カスミ_
花澄カスミ
ホントに、ごめん......

この思いは。この声は届かない。
こんなにもどかしい事があるものか。愛しい人に、思いを伝えたかった。
最後に一言、「ありがとう」と言いたかった_____

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