you side
最近ジャニーズアイランドの稽古の日々。
初日までもう少しという所だから切羽詰まってみんな必死に稽古に励む。
私はそれに加えてたまたま重なった期末考査。夜中までテスト勉強をしてるから睡眠時間がほとんどない状態。
稽古で疲れたのにテスト勉強も重ねられるから休む時間も体力を回復する時間もない。
でもそれは他の子もきついし辛いからそれは仕方ないこと。
《 真野! ワンテンポ遅れてる!》
《おい真野!そこは移動するところ!》
《真野。何回お前を注意しなきゃいけないか?初日公演まで目前なんだぞ!》
そう注意勧告されてからのお昼休憩
Jrみんなで合同練習するのは午後から。それまでには完璧に仕上げなきゃいけないんだ。
井上「もっと真面目に出来ね?」
『は?』
井上「あなた のせいで進まないんだけど」
猪狩「瑞稀くんそれは言い過g 井上「言ってることは間違ってないって思ってっから」」
髙橋「ねえあなた、『井上に何がわかんの?』」
私の中で何かが切れた気がした。
勢いよく井上の胸ぐらを掴んで
『井上に何がわかるっていうの!私だって頑張ってるの!そう簡単に言わないでよ!!!!』
そう言った瞬間に誰かに井上と引き離されて
パチッ
っと私の頬を叩いてきた。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。