第80話

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2020/09/13 11:30
ユンギ
ユンギ
チッ…









時計の針の音がカチカチなるだけの部屋。
















まもなく、長い針と短い針が重なろうとしていた。












ユンギ
ユンギ
遅すぎだろ…





あまりの遅さに心配になり、




急いで動きやすい格好に着替え、







玄関を出ようとしたその時だった。



















ガチャ
ユンギ
ユンギ
あなた!遅すぎだろ、心配したわ、、、
あなた

ユンギ
ユンギ
………あなた?
ユンギ
ユンギ
どうだったんだよ?楽しかっt、、、
あなた

死んじゃった。

ユンギ
ユンギ
え?








どういうことか全く分からない。













あなた

グクくん。

あなた

死んじゃった。






やっとあなたは、顔を上げたかと思うと、










朝、張り切っていたメイクは




ボロボロになっていた。














ユンギ
ユンギ
そ、っか………






俺は言葉が出なかった。










ただただ、あなたを抱きしめることしかできることがなかった。

























あなた

ゆんちゃん…





そういうとあなたは、ショックからなのか、泣き疲れたのか、


俺の腕の中で、倒れ込んだ。

















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