第69話

65
4,715
2020/08/19 15:09
スア
スア
ここです。





結局、近くのレストラン話すことになった。












あなた

で、用ってなんですか?

スア
スア
あの時はすみませんでした。





すみませんで済む話じゃないでしょ。




という言葉を飲み込んで、







あなた

いえ、、別に、、、




曖昧な返事をした。





スア
スア
実は、グクの幼なじみで、、、、
あなた

え?

スア
スア
グクは、もう長くないんです
あなた

ど、どういうことですか、、?









頭が追いつかない。









余命宣告されているってこと、、、?









スア
スア
あなたさんのことが大好きで大好きで、毎日のように自慢してきました
あなた

スア
スア
でも、傷つけたくないからって、






















スア
スア
自分から嫌われようとしたんです。
あなた

嘘…

スア
スア
グクからの手紙です。






開くと、






涙で滲んだんであろう文字が並べられている。








弱々しく、今にも消えてしまいそうだった。










私は涙を必死にこらえる。













スア
スア
貴重なお時間を頂きありがとうございました。
あなた

こちらこそ、、、、、

スア
スア
最後に1回だけ、
スア
スア
会いに行ってあげてください。
 














あなた

分かりました。










家に向かうまで、




足がいつもの3倍くらい重たかった。

















next

プリ小説オーディオドラマ