病院から帰って、自分の家に帰る。
そう言って、帰っていった。
もちろん、小さい頃から
真っ白なウエディングドレスを着て、
好きな人の隣に立つことが出来たら
どれだけ嬉しいか.....
そう思うことはあった。
病気を抜きに
そんなこと言われたって、今の私には
この病気がついてまわるのに。
私、もう死んじゃうのに...。
考えて、考えて、考えていたら、
あっという間に空は白んで、
朝が来た。
ああ、生きてる...。
今日はスンチョルさんはお仕事。
気分もいいしちょっと散歩に行こうかな。
外は、段々と暑さを持つ。
夏が来る。
公園の椅子に座って休んでいると、
ハニの持つ袋には大量のボトル
---ジョンハンの画面---
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スンチョルさん....
こんなに私を心配して、好きだと言ってくれるなんて...
スンチョルさんがこんなにも自分を好きでいてくれて
自分の周りにはスンチョルさんもハニもいる。
頑張って生きるのもいいかもしれない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。