第13話

交換
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2020/06/23 14:26
ジョンハン
ジョンハン
え〜?だってあなたちゃんとスンチョルは〜ただのお友達なんでしょ???
スンチョル
スンチョル
おう....
ジョンハン
ジョンハン
じゃあいいじゃん!!!あなたちゃんカトク交換しよ〜
あなた

えっあっ....

ジョンハン
ジョンハン
いや....?
うるうるの目で訴えてくるジョンハンさんには勝てなかった。
あなた

よ...よろこんで......

ジョンハン
ジョンハン
わーい!!!
スンチョル
スンチョル
ジョンハン!俺の心配しに来たんじゃないのかよ!
ジョンハン
ジョンハン
ん?あーそうだったっけ〜???
ジョンハン
ジョンハン
元気すぎて忘れてた!
スンチョル
スンチョル
うるせえ!!!
ジョンハン
ジョンハン
怒らないでよ〜おいしいいちごミルク買ってきてあげたよ〜?
スンチョル
スンチョル
それは嬉しいけど....
ジョンハン
ジョンハン
でもね、ここで悲報があるの。
スンチョル
スンチョル
悲報?
あなた

???

ジョンハン
ジョンハン
あなたちゃんいると思わなかったから持ってるいちごミルクは2つ。
ジョンハン
ジョンハン
だからスンチョルの分がないの...
スンチョル
スンチョル
.....はああ!?お前何しに来たんだよ!!
スンチョル
スンチョル
ここは普通俺とあなたちゃんのだろ!!
ジョンハン
ジョンハン
俺がいちごミルク好きなの知ってるじゃん〜
ジョンハン
ジョンハン
殺生な〜!!
あなた

あっあの!私がいたせいで足りないなら私の分はいらないのでスンチョルさんに.....っ

ジョンハン
ジョンハン
そこはレディーファーストなのっ
ジョンハン
ジョンハン
だからスンチョルの分まで美味しくいただこうね!
スンチョル
スンチョル
おい!!!
ジョンハン
ジョンハン
んーーーおいしい〜!やっぱこれだ〜!!!
スンチョル
スンチョル
本当に俺のないの〜!?
ジョンハン
ジョンハン
ほらほらあなたちゃんも!!!美味しいから!!!
あなた

でも....

スンチョル
スンチョル
まったく...俺のことは気にせず飲んでいいよ!
あなた

じゃあ...お言葉に甘えて....

あなた

おいしい....

ジョンハン
ジョンハン
でっしょー!?
スンチョル
スンチョル
楽しそうでいいな...!
ジョンハン
ジョンハン
女の子いるの楽しい〜!




3人であれこれ話をしているとあっという間に夜11時



あなた

そろそろ帰りますね!

スンチョル
スンチョル
こんな遅くまでごめんね、送るよ
あなた

いえいえスンチョルさん風邪ですからね!?医者の不養生ですよそれじゃ!

スンチョル
スンチョル
そんなこと言ってもさすがにひとりで帰らせるわけに行かないし...
ジョンハン
ジョンハン
俺と帰ろっ!
スンチョル
スンチョル
まあ...ひとりで帰らせるよりいいか....
あなた

でもご迷惑じゃ...

ジョンハン
ジョンハン
大丈夫〜大丈夫〜っ!
スンチョル
スンチョル
ひとりは危ないから。俺は一緒に行ってやれないけど...
あなた

じゃあ...お願いします。

ジョンハン
ジョンハン
うん!
ジョンハン
ジョンハン
はい!!
あなた

え???




はいっ と言って差し出されたジョンハンさんの手。


どうしたらいいかわからないでいると、私の手を掴まれる。


ジョンハンさんと私は手を繋ぐ形になった。



スンチョル
スンチョル
えっ!?
あなた

!?!?

ジョンハン
ジョンハン
さっあなたちゃん帰ろうね〜!
スンチョル
スンチョル
手を繋ぐ必要ないだろ...!!
ジョンハン
ジョンハン
そんなことスンチョルに言われる義理もないよ
ジョンハン
ジョンハン
じゃ、早く風邪治せよ〜



ジョンハンさんに引かれるままに玄関を出ようとした時、反対の手を握られる。





スンチョル
スンチョル
あなたちゃん...。



右手にジョンハンさん


左手にスンチョルさん





この状況は一体...



ジョンハン
ジョンハン
なあにスンチョル。帰れないんだけど。
スンチョル
スンチョル
あなたちゃん。また、いつでもいいからおいでね?待ってるから。
あなた

.....っ




そう言われて離れる左手の温もり。


手には何かが握らされている....。




そのまま何も言えずにジョンハンさんに手を引かれるまま外に出た。


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