第9話

未読
600
2020/04/09 13:37
夜勤の日から、返事が未読のまま。


忙しいのかな。


あの日ちょっと話をしただけの相手だもんな。


もう、忘れちゃったのかな。





すると





〜♪




画面を見ると「スンチョルさん」






その名前をみただけですごく心が踊った。

























あなた

もっ....もしもし.....?

スンチョル
スンチョル
んん...あなたちゃん?ごめんね...連絡っ...遅くなった.....
あなた

それは全然いいんだけど.....どうしたの?体調悪いの?

スンチョル
スンチョル
風邪ひいてさ、寝てたんだけど...
スンチョル
スンチョル
夢で、あなたちゃん出てきて....目が覚めたら1人で.....
スンチョル
スンチョル
寂しくなって、電話しちゃった.......
あなた

っ....熱はどれくらい......?

スンチョル
スンチョル
んーー測ってない........
あなた

わかりました!!!!

スンチョル
スンチョル
えっ...?












スンチョルさんからの電話を切って外に出た。


スーパーによって、ネギや卵、果物、飲み物を買って、


向かう先は












ピンポーン










???
はーい...
あなた

あなたです!

???
えっ!!!



ガチャッ


スンチョル
スンチョル
あなたちゃん!?
あなた

きちゃった........

スンチョル
スンチョル
本物だあ....
あなた

えっ

スンチョル
スンチョル
うつったらこまるから...
あなた

大丈夫!体強いよ!!

スンチョル
スンチョル
ええ.......
あなた

お邪魔します!!

スンチョル
スンチョル
マスクしよ....
あなた

キッチン借りますね〜

スンチョル
スンチョル
はーい
あなた

スンチョルさんは休んでて!

スンチョル
スンチョル
じゃあ、お言葉に甘えて....



スンチョルさんはソファに横になった。


呼吸がなかなか苦しそうだ。














お粥...食べられるかな.......。



















お粥を作って持っていくと、


スンチョルさんは汗をかいて寝ていた。


きっと熱が高いのだろう。


そっとおでこに手を当てると


うっすら目を開けるスンチョルさん。














あなた

起こしちゃいました...?

スンチョル
スンチョル
あー...あなたちゃんだあ.........
スンチョル
スンチョル
んー....あなたちゃん〜...............
あなた

うん、お粥できたy....っ!?














腕をぐっと引かれ立ち上がろうとした私は


バランスを崩してスンチョルさんの体の上に乗っかる。












あなた

スンチョルさん!?

スンチョル
スンチョル
うん〜....














顔を上げると、







ちゅっ











あなた

!?

スンチョル
スンチョル
あなた〜.........すきだよ...........








マスク越しに、キスされた........?








スンチョルさんはそのまま目を閉じて、再び寝てしまった。












ドキドキしているのは、


なんのせい?



















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