あれから毎週3日病院に通っている。
最初の頃はスンチョルさんが一緒に行くって駄々を捏ねてたけど
これ以上迷惑はかけられないし
できる限り今まで通り働いていて欲しい。
夜、ひとりじゃないと言うだけですごく安心する。
そんな生活が3週間ほど続いた。
私は徐々に倦怠感を覚えるようになった。
食事も、スンチョルさんの前では普通に食べるけど、食欲なんてなくて、トイレで出した。
具合が、悪い。
精一杯の笑み。
そうして私は眠りについた。
何が起きた?
なんだ?
ああ、まただ.......
また、血が出てきたんだ.....
そう言って頭を抱えた時、
手に違和感があった。
そこからはただただ泣いていた。
死にたく、ない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。