第8話

カトク
644
2020/03/29 15:44
家に入る。


1日ぶりの我が家。





昨日はいろんなことが起こったなあ...。





急性白血病であること


余命が100日前後


スンチョルさんに出会ったこと











風呂に入ってソファでゆったりしていると


カトクが来る。











カ)スンチョル
カ)スンチョル
あなたちゃん〜こんばんは〜
カ)スンチョル
カ)スンチョル
スンチョルだよ!ちゃんと家に帰れた?
あなた

スンチョルさん!昨日はお世話になりました!

あなた

お風呂はいって今ソファです
テレビ見てましたよ!

カ)スンチョル
カ)スンチョル
いいなあ〜夜勤疲れた...!
あなた

お疲れ様です!

カ)スンチョル
カ)スンチョル
思ったんだけど、敬語辞めない?堅苦しいし!
あなた

でもスンチョルさん年上ですし...

カ)スンチョル
カ)スンチョル
いいのいいの!
あなた

わかった!w

カ)スンチョル
カ)スンチョル
さーーーもうひと仕事しようかなあ!
あなた

夜勤頑張って!

カ)スンチョル
カ)スンチョル
ありがとう!!!







それでカトクが終わったはずだった。












Trrrrrrrrr









ん?













画面には


「スンチョルさん」

















で...電話!?なんで!?

そう思い、ドキドキしながら電話を取る。















あなた

もしもし....

カ)スンチョル
カ)スンチョル
あなたちゃん?



耳元で聴こえるスンチョルさんの

少し低くて甘い声














なぜだか胸がキュッとした。
















あなた

どうしたの...?

カ)スンチョル
カ)スンチョル
敬語じゃないあなたちゃんと早くお話したくて?w
あなた

wwww仕事してくださいw

カ)スンチョル
カ)スンチョル
えええ〜
あなた

えええ〜ってなんですか!w

カ)スンチョル
カ)スンチョル
敬語じゃない言葉聞きたかったのもあるけどね
カ)スンチョル
カ)スンチョル
本当はあなたちゃんの声が聞きたかっただけ
カ)スンチョル
カ)スンチョル
ごめんね?
あなた

っ!?///
なんでっ...あやまるの.....っ

カ)スンチョル
カ)スンチョル
なんとなく?w
あなた

ふふっw



スンチョルさんと話すと


胸がキュッとしたり


ドキドキしたり


自然と笑顔になれる


安心出来る.....。










カ)スンチョル
カ)スンチョル
さーいい子は寝る時間だね?
あなた

えーいい子じゃないよ?

カ)スンチョル
カ)スンチョル
いい子でしょ?w体調崩したら大変だから。ちゃんと体休めて!
あなた

はーい...

カ)スンチョル
カ)スンチョル
あとさ....あなたちゃん、ひとつ言いたいことがあって....
あなた

うん?

看護師
看護師
スンチョルさん!▽さん嘔吐です!!!!
カ)スンチョル
カ)スンチョル
えっあっ!!今行きますっ
カ)スンチョル
カ)スンチョル
あなたちゃんごめん!また連絡するっ!!
あなた

うんっがんばっt....











ツーツーツー














話ってなんなんだろう。


またスンチョルさんから連絡が来る事を祈って


ベッドに潜った。



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