第26話

う そ
1,167
2020/05/25 01:00
叶芽(あなた)
やっと着いたぁぁ!
ソーラ
いい景色ねー♪
あちゃみ
ほんとっ!気持ちいい〜!
クミ
(*꒪꒫꒪)(  ._.)(*꒪꒫꒪)(  ._.)
赤髪のとも
女性陣は疲れも吹っ飛んだみたいだね
よっぴー
まぁ、これを見たら、ねぇ。
そう。山の頂上からあたりを見まわすと、
言葉では言い表せないほどの絶景が広がっていた。


遥か彼方へと広がってゆく大きな海、

ゆっくりと回っている観覧車、




街中を歩いている人間なんて、
ごまなんかと比べ物にならないくらい


ちっぽけだった。
叶芽(あなた)
私たち…生きてるんだね…。
あちゃみ
うん……。
私は、今にでもその景色に

吸い込まれていきそうな気がした。
アイク
(´Д`)  グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ
バステン
え!?アイクさん!?
アイク
……///
赤髪のとも
ねぇー‪w
アイク
だって、もう13時ですよ?
もうそんな時間だったんだ。


そりゃあお腹も空くわけだね。
よっぴー
そろそろ帰りますか。
そうして、私たちは来た道を戻り始めた。
あちゃみ
待って!!
みんな
あちゃみ
あたし、もう少しここに居たい。
赤髪のとも
そっか。じゃあ、1人じゃ危険だから
俺も残るよ。
バステン
じゃあ、先帰ってますねー。
あちゃみ
うん!
.















wato
俺も残ってこうかなー。
叶芽(あなた)
やめときなよ……。
wato
なんで?いい景色だし
叶芽(あなた)
だめなんだってば!!
wato
え……。
叶芽(あなた)
あ、ごめん……。
私、素直になれない……。


本当はwatoさんと一緒に帰りたいって


言いたかっただけなのに……。
叶芽(あなた)
あ、あ、あのさっ!
叶芽(あなた)
あの2人いい感じだから
邪魔になっちゃうかなー?って!!
ソーラ
確かに、そうね。
バステン
そうですねー。
wato
わかった、じゃ、行こっか。



そうして私たちは山を下った。
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wato side
なんで……?
なんで嘘つくん?
あの2人がいい感じだったから

俺を制したなんて言い訳、




俺には通用しないけんね。





あの時のあなたはいつものあなたやなかった。



なんで……。


嘘つき……。
















俺、嘘つかれるくらい頼りないんかな…?

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