毎週日曜日、夕方に近所の海でよく遊んでいた
夕日と海の相性が抜群で、2人で海辺に座って夕日を眺めるのが大好きだった。
毎週日曜日を楽しみにして、次の日には学校で遊んで、楽しかった
そして最近では
付き合っていて毎週今でも海に行くが、少し抵抗している
もう歳も歳だし、飽きたのかなとも思う
何か隠してる、癖で耳を触ってる
すると少し驚いた表情で目を見つめてからすぐに視線を海に戻した
想像もしていなかった答え。
戸惑いが隠せなくて涙目になってしまったのか、視界がぼやけて翔太が見えない
そう言い残して海を後にした
思い出の海…告白した海…プロポーズされた海…別れを告げられた海
全てがここで行われていた、大切な海
俺はそんな海と、翔太の後ろ姿を見ることしかできなかった
手を伸ばしても届かない、どこかに消えてしまいそうなきがした
翌日
翔太が亡くなった。
死因は溺死
あの海で見つかった
近くの崖から自殺をしたものだと言われた
あの言葉は嘘だったの?
数日後
いつもの日曜日。いつもの場所。海。持ち物。
必ず欠かさず夕日を見にきている
翔太のいない1人での海は寂しい
いつもなら隣で
みたいな感じで、子供かってくらい騒いでて賑やかだったのに
今聞こえてくるのは波の音と鳥の鳴き声だけ。
ねぇ翔太。寂しいよ、俺には翔太がいなきゃ嫌だよ
そう言いながら靴を脱いで海に向かって歩いていく
冷たい、この冷たさ、懐かしいな
冬なのに海に来て海水浴して、2人して風邪引いたな
腰まで浸かると足元の石につまずいた
この変に大きい石…高校生の時のあれか
海辺に落ちてた石を投げたやつだよな、変な形だって、ハートみたいな形だったやつ
なんで、なんでだよ
行かないでと言わんばかりに思い出を思い出す
どこ、どこにいるの!?
………は?
海辺に翔太が立ってる、息を切らして…夢?幽霊??
翔太の元に走り、海から上がり抱きついた。
暖かくていい匂いで、安心する。
生きてた、翔太っ、
俺は悲しみと喜びで涙が溢れて止まらない
そんな俺の涙を拭って
安心して俺は翔太に抱きついた
海に入って冷たくなっていた体が、翔太の温もりで暖かくなっていく
これが幸せかって、やっとわかった気がする
安心してそのまま倒れるように眠りについた
翌日の朝
あったかい、安心する匂い、
目を覚ますと、翔太と抱き合う形でベッドにいることに気づいた
昨日のは…夢だったのかな
風邪ひいてるのかな、あ、海………?
いや、翔太作れるの…?
いつも水の分量間違えて水多すぎる水浸しご飯が出てくるじゃん
あ、ちょっと不安そうな顔してたな今
…ふふ、任せてみるか
あの言葉は本当だった
いつも俺に言って安心させてくれた、大切な人の言葉
これからもずっとそばにいてね?
翔太___。
しょっぴーをなんか途中で殺したくなくなった俺である
切ないの書きたかったんですけど…めちゃくちゃむずいっすね
試し書きみたいな?感じなんすよこれ
どーだったかな
アンケート
どー?
よかった
81%
ふつう
15%
よくない
4%
投票数: 279票
いろんなジャンルチャレンジしたいなぁ、長く続くかわかんないけど
楽しんでくれてたらいいなぁ
ほなまたな!
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。