誠也main
あなた幼少期「あなたね!!にぃと結婚する!!」
あなたがちっちゃい頃ずっと言ってた
“にぃと結婚する”
1 3 年 後 ~
あなた「ただいまぁ!!」
『おかえり,』
あなた「ねぇ!!今日さ…!!」
『落ち着けwまず手ぇ洗ってきぃやwww』
あなた「あ,はーい」
『んで??どしたん??』
あなた「今日ね,斗亜くんに告られた…」
『え,』
俺は妹としてやなくて,1人の女の子としてあなたに“恋”してる
『返事したん…??』
あなた「ううん,まだ…」
「はやく返事した方がええんかなぁ,」
いやや,
兄妹は恋出来ひんことぐらい分かってる,
けど,あなたに彼氏できるなんて耐えられん…
気づいたら俺はあなたを抱き寄せていた
あなた「にぃ…??」
『行くな…』
あなた「え??」
「にぃ,大丈夫??なんか変やけど、」
『変にさせたんあなたやろ…』
あなた「へ??」
ダメ…
ダメやって分かってるはずやのに
離したくない…
取られたない…
『その斗亜ってやつのとこ行かんでや…』
『昔言ってたやん…にぃと結婚するって』
あなた「どしたん??ねぇ,そんなシスコンやったっけ??にぃって」
『好きや,妹としてやなくて1人の女として…』
そう言って,俺はあなたを離した
あなた困らせてもうた…
あなた「うちも好きやけどそれはお兄ちゃんとしてで,その…」
『ごめん,急でびっくりしたよな,』
『なんでもないから忘れて…w』
この気持ちは一生伝わることはないんやろうな…w
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!