蒼井翔太said
僕が、あなたと初めて出会ったのは、声優コンテストでのことだった。
僕は、本大会当日事務所に呼び出された。社長が、一緒に行かないかと誘ってきたんだ。仕事もなく、用事もないため、一緒に行くことにした。
司会「ただいまから、声優コンテスト東京本大会を行います。まず、エントリーナンバー1番。今年のグランプリ候補!愛藍あなた!」
観客「おぉーーーー!」
審査員「あの子が、愛藍あなたか」
審査員「福岡審査会も、1次選考も、九州大会も、凄かったと評判が良いですもんね。」
審査員「楽しみだ」
(あ、今回主人公は、福岡出身です。by作者)
司会「では、課題のセリフをお願いします。」
本大会の課題セリフは、一人五役をするという一般人には、難しい課題だった。
それからというもの、10分間に渡る長い一人五役のセリフを言った。
観客席≪拍手≫
本当に凄い。才能があるとしか言えない。
そして、本大会出場者全員の審査が終わると
ついに、今年のグランプリ発表
司会者「えー、今回のグランプリは、エントリーナンバー1番。愛藍あなたさんです」
司会者「おめでとうございます!」
司会者「愛藍さんには、賞金と○○事務所○○養成所に所属となります。」
!?
司会者「ん?どなたでしょうか?」
えっ!?
司会者「えっ!?そ、それは……ど、どういう」
あーあ。司会者の人困惑しているよ。
え、えーーーーーー!?
審査員「あ、あの方は佐藤ひろ美さん。」
審査員「Sは、愛藍あなたに目をつけたか。」
審査員「まぁ、確かに可愛い顔立ちしているので、蒼井翔太とユニットでも組ませれば売れるでしょうね。」
審査員「あー、蒼井翔太か。」
審査員「確かに、何か蒼井翔太にでも見えますね。」
な、なぜ僕!?
と、混乱のままコンテストは終わった。
【楽屋】
あなたの第一印象は、大人しくて可愛くてお嬢様風だった。
えぇ~。僕が。この子を。
と、困惑の目で僕を見てくるあなたちゃん。
た、確かに
可愛い。
そんな目で見られたら、断れないよ……
【S】
今、僕たちは社長室にいる。
社長室には、社長と僕と、愛藍さんと、エレガの上松さん、キングレコードの三嶋さん、秘書さんがいた。
男女問わなく好かれるアーティストね……
これには、張本人もびっくり。
うわーお。ヤバ。
─夜─
○蒼井翔太
@shouta0811aoi
今日は、嬉しいニュース!
Sに新しく仲間が加わりました!
蒼井あなたちゃんです!
なんと、14歳!中学二年生!まだまだ若い…羨ましい😢
とても、可愛くて良い子です!
みんな、あなたちゃんのTwitterフォローよろしくね!
2018年4月11日21:30
─────────────────
2.143 リツイート 3.289いいね
─────────────────
○mobu
嬉しいニュースですね!
○mobu
フォローします!
○mobu
ほんとだ。めっちゃ、可愛い。
○mobu
何で、しょーたんと同じ名字?w
あなたが、Sに所属した日
その日は、あなたのお誕生日──
桜が満開の4月11日だった。
🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸
読者様!こんにちは!こんばんは!
作者の愛藍紫白です!
愛藍紫白小説─蒼井翔太─シリーズ第3弾🎉
「気になるあの子」
story1“出会い”
更新できました~(*´∀`)
前作の「僕の天使」の最終回から新作出します!とか言いながら、遅くなってすみません…m(__)m。
やっと、やっと、皆様に読んでいただけるので作者は嬉しいです。
この作品も皆様に愛されるよう頑張っていきます!ε=ε=(ノ≧∇≦)
お手数ですが、⭐️と❤️ボタンをお願いします!(前作も宜しくお願いします。)
「気になるあの子」
宜しくお願いします。 作者=愛藍紫白
\\\\\\\\\\\\\\\\\\
おまけ~芸名~
社長は、理由なんて教えてくれなかった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。