第7話

バレンタインまであと2週間
61
2018/02/03 07:19
放課後にカラオケ店での合コンに誘われた。多分いや絶対、引き立て役だ。
香織
嫌だ
女子A
お願い!! 何もしなくていいから
香織
来る人は?
女子A
△□高校! 男子校で、かっこいいよ
写真を見せられた。みんな茶髪で髪を散らしてる。黒髪もいたけど何か勘違いしてそう。

それに頭悪そう
香織
やっぱり嫌だ
女子B
私からもお願い! なんにもしなくていいから!
香織
後でなんか奢ってよね?
そう言って合コンの参加を承諾した。
女子A
マジで!? ありがとう!! 香織愛してる〜
香織
A子の『愛してる』信憑性がないね
女子A
信じてくれよ〜
そう言いながらカラオケ店へ向かった。

個室に入ったら男3人がいて、写真より頭悪そうに見えた。

これは完全に無理なタイプの男子だ。
チャラ男C
いらっしゃい〜♪ 今日よろしくね
女子A
よろしくお願いしますぅ
A子、お前どうした? こんな男に対して猫かぶるな
女子B
ウフフ♡ よろしくねぇ
お前もどうした!? 
チャラ男B
よろしくね? か・お・り・さん
この中ではマシな男子が私の名前を呼んだ
香織
どうして名前知ってるんですか?
チャラ男B
名札ついてるもん。僕の隣に座りなよ〜
香織
じゃあ、失礼します
慣れている男は、展開が早くて怖いと感じた。それに1番無理なタイプの男子が逆となりで辛い
話しかけて来るな!
香織
よ、よろしくね……
香織
メロンソーダで
チャラ男C
ほかの子は何飲むぅ?
うわっ、こいつ男子なのに小文字使いやがってる。

B子はぶりっ子男子に釘付けじゃん

B子、捨てられる前に現実に戻ってこい!
チャラ男B
香織さんって何歌うの?
香織
歌は歌わないんだ
香織
どうしてもって友達にお願いされたからです
そう言ってA子達を睨んだ

すぐに目線をそらされた
カラオケは何事も無く2時間が経過し、お開きになった。

帰り際に1番無理なタイプの人と隣の席を誘われた人とLINEを交換した。

この後めんどくさそうだなと思いながら、家路を急いだ
今日の事を滉介に報告したらなんか怒った。
滉介
そいつら誰?
急なヤンデレモードに入った滉介の事を引いたが通常営業で対応した。
香織
知らない人
滉介
写真ある?
香織
はい
あの3人と一緒に撮った写真を送ったらもっと怒った。だから、なんで怒ってるんだよ? お前は私の彼女か?
滉介
なんで逆ハー状態なんだよ
香織
知らねぇよ
香織
なんかモテた(笑)
滉介
俺とそいつらどっちがかっこいい?
意味不明な事送って来るな
香織
もちろん、お前だよwww
滉介
絶対思ってないだろ
香織
うん( ˙-˙ )
滉介
真顔やめろ
香織
( ˙-˙ )
滉介
楽しかった?
香織
別に
滉介
俺も行きたかったな〜
香織
なんで?
滉介
香織のハートを奪いたかった(笑)
気持ち悪くて吐いてるスタンプをおくった
滉介
吐くな
香織
オロオロオロオロ
滉介
吐くな
香織
彼女さんは?
滉介
別れた
香織
はぁ?
滉介
あんまり、好きじゃなかった
香織
(・д・)チッ モテる男は罪だぜ
そう送って布団に潜った

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